2018年01月

(1047)【おらおらでひとりいぐも】若竹千佐子

私としては珍しく、「おらおらひとりでいぐも」のみ、を読みたくて、
わざわざ隣町の新横浜の本屋に出かけ、「おらおらひとりでいぐも」が乗っている「文芸」を購入した。

「おらおら・・・」は、かなり以前に読み終えたが、ほかの作品は一作も読んでおらず、
ブログにもアップしていない。

「旬」をのがしてしまったが、遅ればせながら本日やっと 記録する。

「芥川賞」作品は、昔は殆ど全て読んでいたが、面白いと思った作品は数少ない。
であるからして、自然と図書館でも借りなくなった。

久々に「読みたい」衝動にかられ、昨年一気に読んだ。 個性あふれる作品。受賞納得!♪
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文藝 2017年冬季号
河出書房新社
雑誌  A5 版
486ページ
2017年10月9日  発売
1300円
2017年文藝賞受賞作。
63歳、史上最年長受賞。
渾身のデビュー作!









74歳、ひとり暮らしの桃子さん。
おらの今は、こわいものなし。
 結婚を3日後に控えた24歳の秋、東京オリンピックのファンファーレに押し出されるように
、故郷を飛び出した桃子さん。
 身ひとつで上野駅に降り立ってから50年――住み込みのアルバイト、周造との出会いと結婚、
二児の誕生と成長、そして夫の死。
 「この先一人でどやって暮らす。こまったぁどうすんべぇ」
40年来住み慣れた都市近郊の新興住宅で、ひとり茶をすすり、ねずみの音に耳をすませるうちに、
桃子さんの内から外から、声がジャズのセッションのように湧きあがる。
 捨てた故郷、疎遠になった息子と娘、そして亡き夫への愛。震えるような悲しみの
果てに、
桃子さんが辿り着いたものとは――

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青春小説の対極、玄冬小説の誕生!
   (玄冬小説とは……歳をとるのも悪くない、と思えるような小説のこと。)
 新たな老いの境地を描いた感動作。第54回文藝賞受賞作。
 主婦から小説家へーー63歳、史上最年長受賞。

◎文藝賞全選考委員絶賛!
  斎藤美奈子氏
「東京オリンピックの年に上京し、二人の子どもを産み育て、主婦として家族のために生き、夫を送って「おひとりさまの老後」を迎えた桃子さんは、戦後の日本女性を凝縮した存在だ。桃子さんは私のことだ、私の母のことだ、明日の私の姿だ、と感じる人が大勢いるはず」
  藤沢周氏
 「宮澤賢治「永訣の朝」にある「Ora Orade Shitori egumo」のフレーズ。それを悲しみのうちに死ぬの意ではなく、独り生きていく「自由」と「意欲」に結びつけた。「老い」をエネルギーとして生きるための、新しい文学が生み出された」
  保坂和志氏
 「人の気持ちは一色ではないということを、若竹さんはよくぞ摑んだ。年を経たからこその、若々しい小説」

  ちなみに、私の大好きな作家 「町田康氏」 は
  「取り返しのつかない命のなかで、個人の自由や自立と、
          その反対側にある重くて辛いものも含めた両方を受け取って、
                      人生を肯定的にとらえるまでにいたったのが見事」


(1043)【ふたりからひとり】つばた英子・つばたしゅういち

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2016年12月5日第1刷発行
2017年1月5日第2刷発行
自然食通信社
ソフトカバー
256頁
1800円
図書館













     内容紹介より
70種の野菜と50種の果樹に囲まれたキッチンガーデン。
老いていく身体への負担を工夫した道具たち。
山を削った造成地に丸太小屋を建てて木を植え、土を耕し、自分流に手間ひまをかけて、
ていねいに生きてきたつばた英子さんとしゅうちさん。

ふたりの積み重ねた歳月は、いつしか65年のときをためて
ひとり暮らしへと踏み出した英子さんをやさしく見守ります。

『ききがたり ときをためる暮らし』から4年。
その後のふたりの日々と、しゅういちさん亡き後の英子さんの暮らし―。
愛らしくも潔い89歳の心豊かな日々をお届けします。

    出版社からのコメント
『ときをためる暮らし』その後、4年あまりの日々の記録。
老いたら老いたなりに、楽しくなることを考え、実践してきたしゅういちさんが昨年(2015年)、他界。

造成地に建てた丸太小屋、落ち葉を入れて蘇らせた土。ふたりが積み重ねてきた半世紀の歳月は
いまも英子さんが同じように営み続ける。自分に課し、誰かのために手足を動かす日常とは。

つばた英子さん、つばたしゅういちさんのていねいな暮らしを追った東海テレビの番組
『人生フルーツ ある建築家と雑木林のものがたり』が、2016年度の「放送文化基金賞」の番組部門において
最優秀賞を獲得しました。
映画化が決定し、2017年1月には全国で順次公開予定。
さらに、同作品が2016年11月9日、日本放送文化大賞(一般社団法人 日本民間放送連盟 主催)のテレビ・グランプリを受賞。
つばた夫妻の自分流に手間ひまを楽しみながら生きる姿に多くの方が魅了され、
また勇気づけられもしています。


(1042)【ハリネズミの願い】トーン・テレ 辺長山さき訳

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2016年6月30日発行
2016年12月20日10刷
新潮社
ソフトカバー
174頁
1300円
図書館で借りる


期限切れで読まずに帰す




ある日、自分のハリが大嫌いで、つきあいの苦手なハリネズミが、誰かを招待しようと思いたつ。
さっそく招待状を書き始めるが、手紙を送る勇気が出ない。
もしクマがきたら? カエルがきたら? フクロウがきたら? 
――臆病で気難しいハリネズミに友だちはできるのか?
 オランダで最も敬愛される作家による大人のための物語。



(1041)【カフーを待ちわびて】原田マハ

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図書館で借りたが期日中に1頁も読めず返却

2006年4月3日第1刷発行
宝島社
単行本
283頁
1400円

内容紹介

「嫁に来ないか。幸せにします」
「絵馬の言葉が本当なら、私をお嫁さんにしてください」
から始まるスピリチュアルなほどピュアなラブストーリー。
ゆるやかな時間が流れる、沖縄の小さな島。一枚の絵馬と一通の手紙から始まる、明青(あきお)と幸(さち)の出会い。偶然に見えた二人の出会いは、思いも寄らない運命的な愛の結末へ。
第1回「日本ラブストーリー大賞」大賞受賞作品。

(1040)【おくすりごはん】梅﨑和子

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2017年2月16日第1刷発行
家の光協会発行
ソフトカバー
191頁
1400円






     想像していた内容では無かったので少々がっかり。

内容紹介

体にやさしいレシピと昔ながらの知恵がつまった決定版!

著者の梅﨑和子先生がおすすめする「おくすりごはん」とは、
身近な食材で体調をととのえ、癒やす「食養生」のこと。
日々の健康づくりを支えます。
症状別の「手当て食」では、れんこん湯やはちみつ大根など、
昔ながらの方法で気になる症状を緩和します。
薬や病院に頼らずに家庭で実践できる、食べて元気になる方法がいっぱいです。
身近な食材で手軽に始められる「食養生」と「手当て食」で
体の自然治癒力を高めて、不調・病気知らずの体に!

■こんな人におすすめ!
薬や病院になるべく頼りたくない人
食材を重ねて煮るだけでできる「重ね煮」は、毎日おいしく続けられて
昔ながらの食生活や食養生に興味がある人
自然暮らしやナチュラルライフが好きな人

◎重ね煮で簡単養生レシピ
野菜スープ/野菜ポタージュ/ベジタブルカレー ほか
◎食べて治す 手当て食
胃腸の弱り/風邪のひき始め/発熱/のどの痛み/咳/頭痛/便秘 ほか
◎食材事典
穀物/豆/野菜/きのこ/海藻 ほか


(1039)【大相撲打ち明け話】北の富士勝昭・嵐山光三郎

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2016年1月20日第1刷発行
2016年3月24日第4刷発行
(株)新講社
ソフトカバー
214ページ
1500円










内容紹介

大相撲ファン待望の「夢の取り組み」NHK大相撲解説でおなじみの毒舌名解説の北の富士さん(第52代横綱)と、
大の相撲愛好家の作家・嵐山光三郎さんによる「ガチンコ本音トーク」。
出るわ出るわ、相撲界の裏話や人気力士の秘話。大相撲観戦が10倍(?)楽しくなるウンチク話も満載!
テレビ座敷観戦のビギナーから、マニア・見巧者まで、ファン必読の決定版。テレビのそばにぜひ1冊!
●「横綱というものはひとつも偉いもんじゃないよ」と双葉山は言った
●あの歴史的物言い、「ぼくは自分の顔をかばっただけ」
●強敵・輪島の廻しはゆるふんだった
●遠藤が偉いのは、真っ向勝負
●照ノ富士にまつわる感動的な話
●相撲好きは「小より大を制す」です
●琴櫻・三重ノ海がいるんだから稀勢の里はあきらめちゃだめ
●押しか四つか。相撲の型は部屋によって個性がある (他)


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