2016年10月

一周忌

10月21日に姑の一周忌の法要があった。

私は残念ながら出席できなかった。
本来ならば、這ってでも行かなくてはならぬ大恩のある姑の法事であるが

今回は初めて義弟に全て任せ、日取り決定から最後まで仕切って貰った。

そのため欠席の後ろめたさは少し軽減された。

夫の兄弟とその従兄弟、と言ってもごく親しく付き合いがある従兄弟のみで
こじんまりとしたものであったが、そのうち私を含めて、欠席が三名。
全員当日体調不良。 皆歳をとったと感じる。

当日、夫によって
気になっっていた「形見分け」も済み、ようやく私の肩の荷も下りた。

姑の持つ宝石類は普段の浪費に比べれば、少ない方だと思うが、
嘗て、私が見、知っていた宝石類は、遺品から消えていたのもあった。

多分、既に友人知人に差し上げたのだと思う。
そういうところは多分にある人で、気が向けばなんでもあげちゃう。

私が  「それ素敵ね~」 などと、うっかり言おうものなら
「じゃあげる~♪」 「いらない」 「いや貰って」の押し問答は永遠に続く。
私が金品にあまり興味がない人間と知ってから、それは無くなったけれど。


姑が亡くなった後、親戚の人に 
       「おばちゃんのあのダイヤどうした?」 と 聞かれたこともあった。

「あのダイヤと」は、めったにお目にかかれぬ程の大粒のものだが
 何せ祖母が持っていた大昔のものなので、色もカットもあまりよくない。


形見分けで、
 その、大粒ダイヤの指輪は、義妹に。
                       「わぁ~!大きなダイヤ!」と言っていたそうだ。


小さいダイヤをメレダイヤが取り囲んだ指輪を、 従兄弟の奥様に。

日常にしていた時計は、その日は欠席していた姑の義姉のM伯母様さまに。
       
(姑とは複雑な関係、しかし一緒に過ごしてきた時間は誰よりも長く親密
                            姑の喧嘩相手、私が尊敬している方)
 彼女やはり欠席なので小さいダイヤを貰ってもらった↑の従兄弟の奥様に託す。
 その奥様はM伯母様の嫁であり、縁戚関係でもある。


ちょっと変わったデザインの翡翠の指輪は夫の従兄妹へ。
  本来は姑の従妹の娘だが、夫たちは面倒なので、お互い「イトコ」で通して居る。
    
「コレ、おばちゃんが良くやっていたの知ってる!サイズもピッタリ」
           そう言い早速指に嵌め、喜んでくれたそうであった。

幸い、腕時計以外は皆、キチンとしたケース入りだった。
 
その腕時計は姑の誕生日に私たちがプレゼントしたもので
鎖が素敵だったのでそれを選んだのだけど、
姑は外したりするのが面倒だと言い、直ぐ伸縮の利くものに変えてしまった(苦笑
しかしいつも腕に着け愛用していてくれた。
  
皆さん会食が終わるまで指にはめていてくれたそうである。
     
形見分けをしなくてはならない人は、他にもいるのだけれど、
この一年間、事ある毎に考え、考えた結果のものだ。


ネックレス類は姑が手術した病院の、とても良くして頂いた看護師さん達へ、
                         転院した時にお礼に差し上げたので、殆ど残ってない。

昨夜、翡翠の指輪  の「イトコ」からメールで
       この翡翠は○○お祖母ちゃん(姑の母、)が帯留めにしていたのを
               おばちゃんが指輪にしたのよ。 素敵な帯留めだったから覚えている。
  昨日はこの指輪したまま寝たんだけど、、、
        おばちゃんや色々昔の事。。。思い出しちゃった。 いろんなことあったね~。
            こんなの貰っちゃっていいの??
                考えたら△△さんとか、順序から言ったら・・・私でいいのかな~?
                                              等々。

心配に及ばず。考えあぐねた結果だから気持ちよく受け取っていただければ、姑も喜ぶ。
                           
                   そう伝えた。

形見分けは難しい。 順序や義理、で行けばキリがなく、
姑が生きていれば、多分こうするだろう。 今回は、そう思っての形見分けだ。

何よりも嬉しかったのが、義妹が気持ちよく受け取ってくれた事。
原因はわからないが、義弟夫婦は我々を異常なまでに避け、
折々に逢った時も、取り付く島もなく、溝の深さは尋常では無かった。

何とか溝を埋めるべき努力はしてみても、ほろ苦さが残るばかりだったので
                              快く受け取ってもらえるかが心配だった。

また、法事の席で
      その「イトコ」が腕時計や、ダイヤの指輪の逸話やらを
                              皆に話してくれた事が 良かった。


金額的な事や、親戚の序列など考えたら、違うのかもしれないけど
                        色々曰くを聞けば、多分、皆さん納得してくれたと思う。


         ふぅ~、 これで私は枕を高くして寝られる。  (U_U)ホッ


旅館やホテルのタオル

旅館やホテルのタオル

以前は荷物になるだけなので持ち帰る事は無かったが、
冬など、車のフロントガラスを拭いたりする為、持ち帰るようになった。
イメージ 1


これが結構便利。
車に一枚入れ置き、アチコチ
拭きまくる。

普通ののタオルだと入浴用には
厚すぎ、使い難く、
夫は専らこれを使っている。


何分家が狭いので、室内を機能的に使うには、なるべく余分な
ものは置きたくは無いものの、                 

洗面所の引き出しには温泉旅館のこんなタオルがいっぱいになってしまった。仕方ない、処分する。
      
  1枚1枚、これらの旅館やホテルを思い出しながら、
        当時の悲喜こもごも、又、旅をした気分に浸りながら、整理整頓。。。


私の服も  昨年迄の秋冬物では、全てサイズが合わなくなり 不経済この上ない。
イメージ 2イメージ 3

下着もサイズに合わないものが冬は、いかに寒いかと思うことを思い知らされた。

セーターや、コート、今年は全て買い直さなければならない。

ブカブカになり、風通しが良する服を横目に、
                            晩秋、寒さが骨身に沁みまする (―_―;)彡



昨日は寒露

              昨日、朝刊を見たら 日付の下に 「寒露」 とありました。
寒露とは  
      「二十四節気のひとつで、草花に冷たい露が宿るという意味で秋の長雨が終わり、
     秋も深まり始める頃、東日本ではもみじの紅葉が始まり、農作物の収穫も行われます。」

イメージ 1
雁が音(かりがね)も 遠き寒露に 昼の月


例年ならば、紅葉狩りの旅で、北上、南下を繰り返している時期ですが
今年は家のそばの河原の土手を散歩していました。

雨上がりの空は、いつになく美しく、見とれていると、
         透き通るような雲の切れ間から ひょっこり覗いた昼の月は
                                    やはり透き通るよう・・・

  久々の一句が出来ました。
  季語は重なりますが、まぁ 良しとしましょう (^-^;)

   伊豆沼の 雁や白鳥飛来も、もうすぐでしょう
   
                   私も空を飛んで東北へ行たぁぁぁ~~~ぃ!



元気を出して

10月1日  金木犀の甘い香りがそろそろ終わりかな?

罹りつけの医院へは、いつもは夫に送ってもらっているが
彼は、一泊で お出かけなので徒歩で。

帰り、足を延ばし、バス通りからチョット入った閑静な住宅街をひと回り。

こんもりとした水色の小さな花、色づいている柿の実、
その木のてっぺんで、囀る小鳥
仲間を呼んでいるのか、チィ~チィィ~・・澄んだ声に暫く聞き入る。 

かなり大きくなったみかんはまだ深い緑色だ。 
半分くらいの同じような実はカボス?

右側を歩こう・・・ ん?ぶどう?ずいぶん古木、大きな葉っぱの中から
これまた大きな房の大きな粒のブドウが重たげにぶら下がっている
また感心して立ち止まって見ていると、垣根から枝切狭を持ったご主人?

σ(・‿・*)  「コンニチハ、ずいぶん大きい葡萄ですね^^;」
         「どれ?」
σ(・‿・*)  「あの大粒の黒っぽい・・・」と指をさすと、
         「あぁ、巨砲です」
σ(・‿・*)  「住宅街でこんなに大きな粒のブドウを見たのは初めて!古木ですね」
         マスカットのような葡萄、デラウェアのような、その他にもあった

そういえば、、、マンションに越してくる前に住んでいた家では
            庭の手入れをしている時に、塀越しに良く声をかけられた。

わざわざ ピンポンを押して、「一枝頂きたい・・」という方もいた、
      人気は、一本の木なのに赤、黄との2色の花を咲かせる「みつまた」。

どうぞお好きな枝を1本でも2本でも・・・
         間もなく、また ピンポーン! 「すみません手では折れないのでハサミを・・・」

そう!ミツマタは、ポキンとは折れず、凄~くしなるのです。

それからそのオバサン時折ピンポーン・・・   我が家の樹々や草花をご所望された。

そんなことを思い出しながら、閑静な住宅街を楽しみ帰りはいつもの遊歩道

いつもは気がつかなかった古木の樹皮の模様、や剥がされた皮痕など
病気だろうか?虫?まさか人間が剥いだんでは無いだろうね??

樹齢何十年?と思われる大木には青く小さなどんぐりが、既に帽子をかぶって
葉っぱの間にしがみついている。可愛い~♪

毎年、毎日のように見てきているのに、落ちたどんぐりは毎年見ていたけれど
葉っぱの陰でしがみ付いている青い小さなどんぐりに、初めて気が付いた。

このように今日は普段気が付かないみずみずしい色々が見られ楽しかった。

薬局で出された大量の薬を手に、気分は重かったものの、
この季節の雨上がりのみずみずしい自然に癒された。

    空気よ♪太陽よ♪自然よ♪地球よ~♪  ありがとう、感謝。

    寄り添ってくれる夫の為にも、また、元気を出して前へ!


プロフィール

kinako

最新コメント
メッセージ

名前
メール
本文
読者登録
LINE読者登録QRコード
RSS
アーカイブ
ギャラリー
  • (1134)【ひとたびバイクに】山田深夜
  • (1133)【用事のない旅】森まゆみ
  • (1132)【里山っ子が行く】斎藤道子
  • (1131)【頭の旅】外山滋比古
  • ヨーグルトナッツとソルティライチ
  • ヨーグルトナッツとソルティライチ
  • ヨーグルトナッツとソルティライチ
  • 西方寺の曼殊沙華
  • 西方寺の曼殊沙華
  • ライブドアブログ