2015年12月

溜まりにたまった読書メモその他

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冬至も終わってしまった。
ゆずとカボチャ・・・
 
かぼちゃは免疫力を高める再右力の野菜、と云う事で連日手を替え品を替え食べている。
 
ゆずは、冬至に「ゆず湯」に入るつもりで買っておいたが、すっかり忘れて台所に転がっている。
今日は絶対「ゆず湯」にしよう!
 
 
旅の写真はまだPCに取込んでも無い。  
旅の記録も何も書いてない。既に忘れかけている。
 
それよりなにより一番 溜まってしまったのが「読書録」。
 
7月までは何とかつけていたものの、以降、写真、タイトル、等必要事項のみメモ。
今から思えば、メモしただけでも良し!
 
 
今年は年賀状も書かなくて済むし、我が家はお正月もないからおせちを作らなくて良い、
何と気楽なことか!
 
しかし、やらねばならない事は山ほど有るんだけどね、
手を付ける気がしないのよ
 
まぁ宙ぶらりん・・・
 
宙に浮いたままにしたらどうなるんだろ????
試しに浮かしとけぃ!  |ェ・)
落ちてきたら拾おう。
               
                   
 
そう、物事は、ポジティブに捉えなくちゃね d(*^ω^*)
 
兎にも角にも、少しづつ読書録を付けよう! ファイト! (`0´)ノ オゥー!!
 
 
                   うけとめる 大地のありて 椿落つ    (武内洞達)
 
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(917)【ホテルローヤル・雪虫・他】桜木紫乃

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2013年2月発行
集英社
単行本
192ページ
1512円
 
図書館で借りる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
恋人から投稿ヌード写真撮影に誘われた女性店員、「人格者だが不能」の貧乏寺住職の妻、
舅との同居で夫と肌を合わせる時間がない専業主婦、親に家出された女子高生と、
妻の浮気に耐える高校教師、働かない十歳年下の夫を持つホテルの清掃係の女性、
ホテル経営者も複雑な事情を抱え…。
 
シャッターチャンス/本日開店/えっち屋/バブルバス/せんせえ/星を見ていた/ギフト
 

(916)【ラブレス】

 
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平成25年12月1日発行
新潮社
文庫本
4134ページ
630円
 
 
 
 
 
 
 
 
【ラブレス】
(「BOOK」データベースより)
謎の位牌を握りしめて、百合江は死の床についていた―。
彼女の生涯はまさに波乱万丈だった。
道東の開拓村で極貧の家に育ち、中学卒業と同時に奉公に出されるが、
やがては旅芸人一座に飛び込んだ。
一方、妹の里実は地元に残り、理容師の道を歩み始める…。
流転する百合江と堅実な妹の60年に及ぶ絆を軸にして、姉妹の母や娘たちを含む女三世代の凄絶な人生を描いた圧倒的長編小説。

(915)【長女たち】篠田節子

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2014年2月20日発行
2014年6月5日7刷
新潮社
単行本
280ページ
1600
 
図書館
 
 
 
 
 
 
親が老いたとき。頼りされるのはもはや嫁でも長男でもない。
無責任な次女、他人事の兄弟…追いつめられた長女の行く末は?
痴呆が始まった母のせいで恋人と別れ、仕事も辞めた直美。
父を孤独死させた悔恨から抜け出せない頼子。
糖尿病の母に腎臓を差し出すべきか悩む慧子……
当てにするための長女と、慈しむための他の兄妹。
それでも長女は、親の呪縛から逃れられない。
親の変容と介護に振り回される女たちの苦悩と、失われない希望を描く連作小説。
 
長女にせよ、長男にせよ、又その嫁にせよ、どんな立場にせよ、
親を最期まで看取った子供は
少しの違いはあるにせよ、逃られない立場、ギブアップ出来ない立場に立たされた者のプレッシャーの重さは
最期まで看取った者にしか分からないだろう。
 

(914)【碇星】吉村昭

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2002年11月25日初版発行
中央公論社
文庫本
222ページ
514円
 
図書館
 
 
 
 
 
 
「BOOK」データベースより
 暮れゆく人生に浮かぶ、ひとすじの光芒―。
人は佇み、見つめ、そしてふたたび歩みつづける。
葬儀に欠かせぬ男に、かつての上司から特別な頼みごとが…。
表題作ほか、生と死の意味を慈しみこめて描く全八篇。
 
 
碇星・飲み友達・喫煙コーナー・花火・受話器・牛乳瓶・寒牡丹・光る干潟
の8編が収められている短編集。
碇星(いかりぼし)はカシオペア座の事だそうだ。
 
やはり長編が好き。
 

(913)【蛍】吉村昭

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1989年1月10日初版発行
2008年5月30日14刷発行
中央公論社
文庫本
284ぺーじ
629
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(「BOOK」データベースより)
たしかな生の軌跡を刻む人びとからは離れて、
ひっそりと、危うく、生きつづける人間たち。
その彼らさえ見逃しはしない、人生の出来事。
遅い結婚生活をはじめた看守の特別休暇を描く「休暇」、
角膜移植手術に全神経を集中させる、医師の不思議な日常を追う「眼」、
幼い弟を川で事故死させた少年の内心をみつめる「蛍」など。
ささやかな生活のなかに潜む非現実をとらえて、心にしみ透る、忘れられない小説9篇。
 
短編集でちょっとガッカリ。
しかし吉村昭の本に外れなし。
「蛍」が良かった。

(912)【明日は、いずこの空の下】上橋菜穂子

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2014年9月1日第1刷発行
2014年11月13日第4刷発行
講談社
単行本
209ページ
1300円

図書館
 
 
 
 
 
 
高校生の頃から、これまでに訪れた様々な国々での出来事をつづりながら、
「あの頃の私」が「いまの私」になっていくまでを書いてみようと思います。(メッセージより)

小説現代2013年1月号(2012年12月22日発売)から約2年間連載されたエッセイを書籍化!

受賞記念特別寄稿2編をあわせた、22編を収録。

「国際アンデルセン賞」は1956年に創設された児童文学の本の分野で
最も歴史と権威のある国際的な賞です。

2年に一度、子どもの本の世界に最も貢献した作家1名と画家1名に送られます。
選考水準の高さから、児童文学のノーベル賞と称されています。
作家賞の受賞は1994年のまど・みちおさん以来の快挙です!
 
 

(910)【代行返上】幸田真音(こうだまいん)


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2004年3月10日初版第1刷
2004年5月1日第3刷発行
小学館
単行本
435ページ
 
 
ブックオフ100円
 
 
 
 
 
 
 
 
2003年、大手信託銀行で年金基金や運営のコンサルタントに携わる河野が主人公。
金融市場低迷期に大企業の代行返上が始まった。
その具体的内容と一般サラリーマンが手にする企業年金への影響はどうなるのか―。
金融マーケットに蠢く外資系ヘッジファンドの狡猾なスキームや、
年金基金で地道に働く人々の姿が緻密な取材のもとに描かれている。
〈年金改革〉に先駆けた企業年金の内幕小説。
 
「年金問題」に惹かれて読んだが、良くこんなつまらなぬモノを出したなぁ、と感心?した。
この著者の作品は二度と手にもたらぬ。
  

何もかも

 
 
 
  なにもかも 我一人のためなりき
              
              今日一日のいのち尊し    
          
 
 
誰の句だったか忘れたが 事あるごとに頭に浮かぶ語句である。
 
 「今日一日のいのち尊し」が本当らしいが
  私は「尊ぶ」と覚えていた。  
 
  「尊ぶ」には意思を感じ、私の中ではシックリくる。
 
  
    世間がどうであれ周囲がどうであれ、
   
    せめて今は、己が身を自分を可愛がり大切にしてやろうではないか
         
    全ては己から始まりその結果が自分であるのだから。
 
 
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一度、背負っているものを全て投げ打って丸裸になった筈なのに―― 、
 
気がつけば、自分に背負いきれぬものを背負っている
 
この荷が重たくて重たくて・・・
 
背中の荷をどうにかしたいと思ったら、自分の考え方、生き方を
                            バッサリ変えなければならぬ。
 
考え方生き方を替えれば「どって事無い事」なのかもしれない。
 
「無」であった頃の「強い自分」「寂しい自分」「優しい自分」
                        「思いきれる自分」が懐かしい。 
 
しかし、それもこれも若さゆえだったのかなぁ。
               今更そうは成れぬわい。
 
前門の虎後門の狼。どっちに喰われたって同じではないかぃ!
しっかりせんかぃ自分!叱咤激励鞭打ちケツ押し!(▼へ▼メ)オラオラ!!
 
「七転八起」の額が飾ってるが、それが「七転八倒」に見えるのは何故?!
 
 
                 気にくわぬ 風もあろうに柳かな   
     
                                                                (仙厓義梵(せんがいぎぼん)和尚)
 
翻弄されても決して折れまいぞ  (U_U)。。。 
 
 

M叔母様(姑の兄嫁)より長い手紙

 
「夫婦別姓」。これが話題に上っても、今まであまり気にも停めずにきた。
 
ところが、今回は “ふ” と考えてしまった。
 
  例えばσ(゚ー゚*) 山田花子 結婚し、谷川花子 となった。
 
名前だけではなく、
育った環境によって身についた諸々のうちの花子 の部分は残り、 
半分は、嫁いだ家の谷川の習慣に知ず知らずに馴染み添い、
気がついたら生家と嫁ぎ先の半々の「ケンタウロス」みたいになっていた。
 
今までの私は姓名等、替わろうが替わらなかろうが、ドーデもイイい事で、
他の人との区別の為の「印」みたいなもの、くらいにしか思っていなかった。
 
が、今回は「谷川」になった故に
姑の生活習慣生き方等の結果による諸々の問題にからんでしまい
引きずりまわされ、花子の部分の私は身の細る思いをした。
 
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今朝、姑の義姉より長い手紙を戴き、読むうちに胸が痛くなってしまった。
 
苦労の多い人生を送った割には其れが身の垢にならず、飽くまでも品が良く
心やさしい穏やかな人であり、私自身お手本にしたいような方である。
 
伯母様とは、
納骨の日には遠くから来てくださり、数年ぶりの再会であったものの
手を取り合い一瞬見つめ合っただけ、
周囲への気兼ねで、思うような会話が出来なかったが、気持ちは通じた。
 
その思いを綴った手紙であった。
 
彼女「伯母様」とは有る意味で、「同じ釜の飯を食った仲間」である。
 
強い姑に対し、共同戦線を張ったり、姑とギクシャクしかけた私を気遣ってくれたり
又、仕事も一緒にした時期も有った。
 
伯母様は20歳代で二児を抱えた未亡人になってしまい、
長男さんは母親に預け、二男さんを育てながら一人で生き抜いてきた方で
老後を長男さんと二男さんの家に半年ごと往復しながら同居、という
過ごし方をしたが少年時代を母親と離れて育った長男さんご夫婦の心情は
聞くに複雑であった。
 
そんな中でも、彼女の凛とした姿、生き方を私は尊敬していた。
 
今は長男さんご夫婦とは同居されている
そのお嫁さんと伯母様とは血縁続き、
長男さんと嫁さんとは従兄同士、
勿論私の夫とも、全て父系母系が血縁続きである。
夫の父親と伯母様のご主人は兄弟。
夫の親はいとこ同士の結婚である。
夫の家は、このような血縁続きの多い複雑な環境で、
なまじか血縁で有るが故にややこしい事になることも多い。
 
姑に事あるごとに教えられた家系図を
今回親戚の人に請われ探し出し、コピーをしたが
改めて見ても何と複雑な事か。
 
 
伯母様の便せん6枚に書かれた文字は昔通りの美しい文字
しかし・・・少し震えた筆跡。
 
自分より若いのに先に逝ってしまった義妹への思いと
常日頃、姑が彼女に話していた私達への思いの伝達が書いてあった。
 
仏壇にその手紙を供えた。
 
   おかあさん、
          あなたの存在感の強さを、まざまざと思い知らされました。
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                                  どうぞ、伯母様を見守ってあげてください。
 
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