2014年09月

(794)【とんぼ切りの平八郎】村石利夫

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昭和61年4月11日初版発行
村田書店
ソフトカバー
469ページ
1800円
 
図書館で借りる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
徳川家康の家臣で徳川四天王の一人、本多平八郎忠勝の生涯をつづった本。
生涯57度の戦いで一度も傷を負うことはなかった。
少年時代から晩年までの本多忠勝の武勇伝やエピソードを細かく描いている。
1986年に出版。
現在絶版。
 
 
「逃げろ家康」の中に「本多忠勝平八郎」が出てくる。
これまであまり知らなかった人物だがとても魅力のある武将で興味を持った。
 
本多平八郎が主となる読み物を探したが殆ど無く、ようやく本書を見つけた。
絶版だそうである。
 
著者の後書きにも、調べれば調べる程平八郎に関する資料が少なく、驚いた。。。とある。
 
本書は、平八郎の事は勿論の事、
桶狭間の戦い、姉川の戦い、三方ケ原の戦い、長篠の戦い、小牧・長久手の戦い、関ヶ原の戦い。
の家康の6大合戦が詳しく書かれ、それにまつわる逸話や登場人物などが書かれている。
 
この著者、真面目!細かく細かく軍勢の人数、家来の石高、等などが、本当にこま書く細かく
書かれているのだが、私にとっては、そんなこたぁ、どーでもいいのであって、
それより、肝心な家康の嫡男信康と築山殿の死についてはさらりと書かれているだけ。
このあたり、もっと詳しく書いて欲しかったのに><;たった2行。
 
このことについては、家康は(本物語では)多くを語っていないが、
最後の方で、子を想う親の心境というもの、を、信康を切腹に至らしめた事に関係ある家臣に
チラリチクリと言っているのが面白い。
 
トンボ斬りの平八郎、と呼ばれ始めた所以も、通り一遍。
気が付いたら、本書の中ではそう呼ばれていた。。。なんだかな~。
 
それでも平八郎を存分に楽しめたものの、何故か読むに捗らず、かなり時間を要してしまった。
 
         
   武勇伝
 
桶狭間合戦の際の大高城兵糧入れが初陣で13歳。
この頃叔父の小原肥前と戦場に出た事があり、小原の討ち獲った敵を「この首もって自分の手柄にしろ」と忠勝に譲ろうとした時、人の力など借りずとも自身で武功をもたらすと豪語して、1561年家康と今川軍とが戦った三河国長沢の合戦で敵陣に飛び込んで見事初の首級を分捕ってきたという。
 
武田信玄が27000の大軍をもって遠江に侵攻した時、家康は3000の兵を率いて偵察に出たが、たちまち発見され、一言坂に追い詰められた。
忠勝は殿軍を務め、抜群の働きをし、家康本隊を無事に浜松城に撤退させた。
さすがの武田軍も、「家康に過ぎたるものが二つあり、唐の頭に本多平八郎忠勝」と詠み、
家康は「今日の忠勝の働きは八幡大菩薩の御加護によるものであろう」と言い、その武勇に対して讃辞を惜しまなかったという。
 
小牧・長久手の戦いでは、
わずか500名の軍勢を率いて秀吉自ら率いる8万の大軍と対峙し、
秀吉の家臣、加藤清正・福島正則らが忠勝を討ち取るべしと進言した。
しかし、忠勝の姉川での勇猛ぶりを聞き知っていた秀吉は目に涙を浮かべ
「わざと寡兵で我が大軍に勇を示すのは、我が軍を暫時喰い止めて家康の軍を遠ざけるためであろう。
 徳川家を滅ぼした際には彼を生け捕って我が家人にすべきなり」
と忠勝を討ち取ることを禁じた。
 
関ヶ原の戦後処理の際、
西軍・石田三成らと共に死罪となるべき真田昌幸・幸村父子の助命を、
娘婿の真田信之と共に家康に願い出るが、2度までも真田に苦渋を舐めさせられた家康は
頑としてこれを受け付けないため、 「ならば殿と一戦つかまつる」と啖呵を切り、
家康ばかりか、信之をも唖然とさせたという。
真田父子は死罪を免れ、高野山へ蟄居という異例の処置となった。    

石垣島へ。

 
台風と台風の合間を縫って石垣島に行ってきました。
 
9月15日
羽田JAL903 8:00発――那覇10:25着  
那覇JTA607 10:50発――石垣11:50着
 
石垣について直ぐ予約しておいた「シュノーケルOクラブ」に電話。
港出発がぎりぎりなので到着次第電話して待ってもらう事になっていたが、
この日台風の影響で波が高いので午後の船は見合わせる。と言う事で取りやめ。
 
と言う事で、ゆっくりバスでホテルまで行く事にした。
 
石垣空港が移転してから、不便この上ない。
新空港が出来て1年半くらい?いまだ空港の周りにはレンタカー屋の他は何もない。
 
石垣に来て遊ぶ人は、離島ターミナルが起点となるので、結局其の周囲に泊まることになる。
 
なぜ石垣空港が移転したかと云えば、
滑走路が短くて大きな飛行機の離着陸が出来ないからだと云う。
 
しかし、新空港も大きな飛行機が離着陸するには100mだか200mだか足りないと云う。
と言う事で、新空港の周囲は全て空き地、なのに何故思い切ってもっと伸ばさなかったのだろう。
 
空港が移転して喜んだのは、バス、タクシー、レンタカー等の業者だけ。
 
我々は本当に不便!  (`◇´)ブー
 
石垣空港近くのいつも泊まるホテルはロビーに、シ―クワーサージュース、さんぴん茶、泡盛が
置いてあり、自由に飲めるので、フロントを通るたびに、シ―クワーサージュースでのどを潤す。
 
また大浴場も有り、早朝から深夜までは入れるのが最高!
これが魅力でここを利用している。
其の変わり、食事がやたらとお粗末。
尤も私は沖縄料理は口に合わないので、食べ物に関しては諦め、覚悟の上だけど・・・・
 
9月16日
ホテルに迎えに来てもらって、この日1日シュノーケル三昧
 
船でポイントを探しながらドリフトシュノーケル♪
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この日は透明度がメチャクチャ良かったし、水温も去年よりはるかに暖かいので、助かった。
 
凄い数のデバスズメダイの群れが1Km位にわたり水色の反物が流れるようにどこまでも流れていく
 
それを両端に見て真ん中をドリフト(流れに身を任せて浮いてゆく)で流してゆく。
 
          時々船の位置を確認しながら魚になった気分~♪。  
 
                      サンゴが元気がイイ!
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船に上がると、近くに鳥山が出来ている。 糸をたらせば入れ喰いだ
                             この日はあちこちで何度もこういう光景が見られた。
 
 
17日   石垣は夜明けが遅い。
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  この日はヨットを楽しんだ。
 
       エンジンを使わず海面を滑るように走る。 ホントに気持ちがいい。 空も海も青い。
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    そしてやっぱり、シュノーケル~~♪♪   ウツボがめずらしく全身を曝していた
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18日    青の洞窟 シュノーケルとトレッキング。
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                       クマノミの夫婦。 大きい方がメス。
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       この滝で小1時間遊んだ。  若者たちが、結構工夫し、楽しく遊ばせてくれる。
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   ターザンのように 紐にぶら下がって、滝壺にダイビングしたり、
                          滝を上でせき止めて一気に流して遊んだり・・・水はとても冷たい!
 
 
   石垣には「COCO!!」というコンビニエが至る所にある。 ホテルの近くだけでも3件ある
 
   昨年来た時はこれほど無かったと思ったけど、、、聞けば、
   ファミマが進出すると云う話が持ち上がり、COCOストアーが慌てて土地を抑えたとか
  
             その「COC!!ストア」で買った「富士アイス」 これが美味しい!
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        マンゴーと小豆が上に乗っていて、下はかき氷にエバミルク?がたっぷりかかっている。
       沖縄ぜんざいとは、ちょっと違うけど、これはこれで美味しいのだ (~~~、)
 
 
19日   恒例の、石垣島一周ドライブ。 朝少し小雨だったが、それも一時で、暑い一日だった。
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             如何にも熱帯、と言う感じの樹木に挟まれた道。
 
 
   御神崎     
   いつもはダイビングのポイントなので船が何艘も停まっているんだけど・・・・この日はゼロ。
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  底地ビーチは  台風が来るのでハブクラゲ除けのネットを外して居て「遊泳禁止」になっていた。
 
   石垣は牛が多い。
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       今年も「明石食堂」へ。   待ち時間は意外と少なかった。
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                           勿論ソーキそば
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      少しソーキの味が落ちたかな? もっと全体的に柔らかかったような気がしたけどな~。
 
  
  お店のすぐ近くの「明石海岸」は、透明度も良く、人もあまり来ないので静かで穴場的な海岸だ。
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                           平久保崎
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                      サトウキビの植え付けかな?
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   前のタクシー、トランク開けっぱなしではしっている。。。
                              この荷物(* ゚ 艸゚)! 何人乗せているのかな? 
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 夕食は港の近くの居酒屋で。 沖縄料理以外と言うと、お刺身位しかないので「海鮮丼」を取った。
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           スプーンが付いてきたので、「ん?」と思ったら、何やら汁でご飯がビチャビチャ。。。
          この汁が、まことに中途半端な味で薄ら甘い。  う~ん(>へ<。)チョットなぁ。。。
 
 
20日     石垣JTA600便 9:00 那覇 9:55
                       那覇JAL906便 11:30  羽田 13:55着

帰りは修学旅行生と一緒の便になり賑やか、もっとにぎやかなのが、じじばばの団体だった。><;
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                          やはり沖縄の海は美しい
 
                          宮古島 池間大橋?
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 5泊6日はあっという間だった。
 
 我々の飛行機は満席。 
 石垣空港は、明日は台風で、多分飛ばないので、空席待ちが多いとか?
 天気予報よりも空港会社の台風予報の方が良く当たる(笑
 
 那覇も空港は人人人で凄い混雑だった。
 
 沖縄は台風の通り道なので、良く台風に遭う事が有り、
 仕事をしていた当時は、沖縄滞在中、台風が来る、と言うと、
 それ!っとばかり逃げて帰って来た事が多かった。
 
 台風が上陸すると、いつ帰れるか解らない。
 滞在中、宿をとるのも大変だし、その後の飛行機の空席待ちが大変。
 
 何年前だったったか、やはり台風が来ると云うので、朝一便で逃げて帰って来た。
 其の時はJTBでのお世話になったが、とても親切で、
 宿泊を切り上げた場合、「不泊証明」と言うのを取ると、ホテル代が帰ってくると教えてくれた。
 
 あくる日、折角会社を休んだのだからと、江ノ島でボディボードで遊んでいたら
 JTBから電話が有って「台風大丈夫ですか?」 にびっくり! 「え?!もう帰ってきてますが」・・
 大笑いした事が有った。
 
            今回の台風で、ふと、そんな事を思い出した。
 

(793)【こちらあみ子】今村奈津子

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2011年1月10日 初版第1刷発行
2011年3月25日 初版第3刷発行
筑摩書房
単行本
199ページ
1400円

図書館で借りる
 
第26回太宰治賞受賞作。
第24回(2011年) 三島由紀夫賞受賞
 
 
「BOOK」データベースより
少女の目に映る世界を鮮やかに描いた第26回太宰治賞受賞作。
書き下ろし作品『ピクニック』を収録。
タイトルの「こちらあみこ」、は、
主人公あみ子が欲しかったトランシーバー片手に呼び掛ける。。。。
が、 トランシーバーはひとつしかない
しかしあみ子は呼び掛ける。 「こちたあみ子、応答せよ・・・こちらあみ子応答せよ」
 
余計な状況説明は全くないので、始めわかりにくいが、読み進むうちに解って来る
解かってくるほど切なく、やりきれなくなる。
 
あみ子は自分に正直。想った事を素直に表現する。
だけど、他者の心を読み取ったり、慮る力が無い。
彼女に悪気は全くない。
だから、他者を傷つけるような事も平気で言う。
或る意味で天真爛漫なのだ。
 
スミレの花から物語が始まり、何の予備知識も構えも無く、読み進むうちに、「ん?」となって行く。
何故、書道教室を経営し、先生である母親が、
あみ子が「書道を習いたい」と言うのに、あれほど教室に入れないのか?
徐々に解って来る。
 
その母親の死産から、どんどん家族の歯車が狂って来る。
 
あみこが「普通の子でない」事を、父母も解っていると思うのだけど、
それでもあみ子の言った事や行動に、ここまで傷ついてしまい、
再起不能になり、病気にまでなる母親・・・
それにより、父親までがあみ子を疎んじるようになって行く(のだと思う)
 
このあたりが著者の凄さで、読者に想像させ、
著者の語らない部分を考えさせる、と言う、彼女の技量なのだろうか。
 
読んだ直後は、単純に内容そのまま受け取っただけだったが――、
 
時間が経つにつれ、「こちらあみ子」がズシンと気持ちのどこかにのしかかっている事に気付く。
 
何とも言い難いこの作品は
「方言」がうまく雰囲気や内容を盛り上げ、強烈な印象を読む者に植え付ける。
 
もっとゆっくり読後感を書きたいのが、取り敢えず、ここまで。
著者の他の作品を読んでみたい。
 
もう一つ「ピクニック」
こちらは、読んでいて、すぐに、品行方正、人受けが良く、働き者の「七瀬さん」が
どこか変?な事に気付き、職場の仲間も、何処までも七瀬さんに好意的で職場は円満・・・
だと思いながら、しかし、ここでも「ん???」と思いながら、
果たして著者はこれから彼女をどう描いてゆくのだろうか?
読んで居て早く先が知りたくなり、ここまでの自分の「読み」は
果たして著者の意図するところに、沿って居るのだろうか?と疑問符がいくつも付く。
 
同僚は、七瀬さんの本質をどこまで理解し、果たしてこれが善意なのか? 悪意なのか?
七瀬さんは彼女たちの善意(悪意?)をどこまで受け止めているのだろうか?
 
「ピクニック」の方は、私はあまり好きでは無い。善意と悪意?? 懲りすぎない?
読んでいてどちらかと云えば、不快。
最後も何と無く尻切れトンボ。
(いくら読者の理解力にゲタをあづけるにしても、これは。。)
 
この作家、二作とも、余計な説明は一切しない。
読者の読みを楽しんでいるような、そんな作品に思えて仕方が無い。
 
今村奈津子氏のプロフィール、知りたい。
彼女を、知りたい。

(792)【家に帰ろう】広小路尚祈

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2010年11月10日 第1刷発行
文芸春秋
単行本
158ページ
1200円

第143回(2010年上半期)芥川賞候補作
 
図書館で借りる。
 
 
 
 
妻は仕事、夫は家事??。
いわゆる「主夫」である主人公の男性の視点から、近所の主婦たちとの交流を描いた、
第143回芥川賞候補作。子育て、料理に、公園デビュー。
ある日、公園での友達である女性と心中させられそうになり??。
雑誌「すばる」に掲載された佳作「シレーヌと海老」も併録。
新しい才能を体験してみてください。
芥川賞。候補作共々、面白いと思えた作品の方が少ない。
と言うよりも、どうしてこれが芥川賞なのか?と思う作品の方が多い
わたしの感性とは全く異質。理解の範疇を超えている作品が多く、もう芥川賞関連は読むまい、
と思うけど、つぃ手を出してしまう、この不思議(苦笑
 
妻の方が収入が多い。
たまたま夫が失業した。
だから、自分(夫)が家事育児をする。  
 
これは良く理解できるし、一時我が家でも夫が失業し、家事の半分(以下)をしていた時期があった。
私はそれでも全く構わないけれど、私の其の時の収入と云えば夫の半分以下の収入も無く
夫の「家事」は食事関係のみ。
だから、本書の夫婦とは比べられないけどね。
 
しかし、本書を読んでいて不愉快になった。
妻が何故、これほど夫に対し冷たく乱暴なのか?と言うより、夫婦と言うより
夫は、「使用人以下」の存在で、話し合い、夫婦の会話も成り立たない程この妻は横暴。
 
家事を受け持つ夫が何故これほど卑屈にならなければならないのか?
 
う~~ん、、、しかし、こんな夫には、私でも愛想がつく、嫌になる。
妻のこの理屈っぽさ、生意気さ、傲慢さも嫌だ。
 
本書に登場する人物、魅力の有る人は居ない。
作者が若いのかと思いきや、そうでもない。
こんな年齢の人が、この内容のものを書く。。。。著者業界ってサッパリわからんわ。
 
もう一つの掲載作品「シレーヌと海老」も。同様。      私の理解範疇外。

(791)【遁げろ家康上・下】 池宮彰一郎

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1999年11月5日 第1刷発行
2000年1月10日 第3刷発行
朝日新聞社
単行本(上)258ページ 1500円
     (下)267ページ 1500円
図書館で借りる。
 
 
 
 
 
 
 
 
「BOOK」データベースより
(上)
混乱する本陣の中で、馬上に突っ立ち、武田勢の突進を望見した家康は、
敵味方のあまりの強さの違いに呆れかえった。
「死ぬう」思わず家康は絶叫した。それを聞いた石川数正が、すぐさま訂正した。
「死ねーっ。死ねや、死ねーぇ」本陣は阿鼻叫喚の中にあった。
英雄遁走歴史が変わった!苛烈な逆境をいかに打破するか。頂門の一針、必読の書。

(下)
勝った。家康はじめ、生き残った東軍将士は誰しもそう思った。
―戦は終った。戦勝に酔う家康は、この長かった一日を想った。
長くて短い日。―天下を獲るか、獲られるか…。
おれが獲った。家康は忘れていた。「一寸先は闇」。
策をつくして迷いに迷う!千思万考天下を獲れ。
勝利と敗北から何を覚ったか。史眼冴える歴史巨編。
他の本を探していた時、たまたま、ネットでこのタイトルと表紙見、興味を持ったものの、
読みたいものが溜まっていたので、後回しになり、イザ、読みたいと思い、内容を確かめようと
ネット検索したが、以前は当たり前に出て来た本書、なかなかヒットしない。
 
それでは、図書館で、内容を確かめようと(図書館では、内容を省略して有るものがある)検索したが
ヒットしない。
以前は確かあった筈なのに・・・
 
何でも、本書は盗作騒ぎがあり、書店では全て店頭から引き揚げ、絶版になったとか。
ふ~ん、、そんな事情が有ったんだ・・・
 
ま、どうしても、と言うものでもないので、諦めたが、予約して有った本を受け取りに行った時に
書棚を見てみたら、有った!
 
何より、タイトルが面白い事と、表紙もいい。
どこが、盗作なのか、解らないが、内容は途中間延びした頃は有ったものの、面白かった。
家康の生まれ、育ちからの影響が臆病な位慎重になり、信長や秀吉のような武将とは
全く事なった武将となり、しかるに家臣との関係も上下関係がそれほど絶対ではない、
と言うより、優柔不断とも言える大将に、家来は戸惑う事が多い。
 
また家康のつぶやきも、本書のアクセントとなっており、軽いが面白かった。
最後も、このつぶやきでお阿波っているのが著者の真骨頂かな。
 
今までのエラソーな家康像とは全く異なり、あくまでも「ヘタレ」な家康が面白かった。
 
 
何故、作品となれば、読者が盗作と解りきったような、物を発表したのだろうか?
本書に限らず、他の作品も盗作が疑われるものが有るらしい。
 
本人はいい訳をしているが、認めたようなもの。
彼の他の作品は読んではいないが、多分面白いものを書いていると思う。勿体ない。
彼はもう亡くなっているのよね~。
一生懸命生きてきて、一生懸命仕事をしてきたのに、最後の最後に汚点を残しちゃった。
 

 
最近、寝る前とか、眠れない夜中に読んだりするので、読書量はあるものの、
このところ、昼間は何かと時間に追われ、読書録をアップする事がなかなか出来ない。
 
かなりな手抜きだが、取り敢えず、「読んだ」記録として忘れぬようにかいつまんで記録しておく。
 
 ・・・・もしかして   |‿⊙;)  盗作になるかもー!?
 
 
  メディア掲載レビューほかより。
小心者はいかに天下人になったか
 権謀術数を駆使する腹黒い「狸親父」でも、
沈着冷静に先を見通し手を打つ「組織経営のお手本」でもない。

この小説が描く徳川家康はひたすら小心である。

絶体絶命の窮地に際して、しきりに爪を噛み、「遁げろ」と令して一散に遁げる。
 前作『島津奔る』で著者は、薩摩の島津義弘を通じて乱世のあるべきリーダー像を提示した。
そこに登場した敵役の家康はやはり爪を噛む小心者であった。

本書では、その家康の生涯を丹念にたどることで、戦国武将としての欠点が、
逆に天下取りにどう利したかを明らかにする。その意味で前作と一対をなす作品だ。
 
 信長、秀吉と異なり、家康は天下統一の野望も、
そのための大計も独創も持たない凡庸な大名として描かれる。

覇業の原動力となったのは今川家支配下で辛酸をなめ尽くした三河武士団の「強欲」だ。

半ば家臣の欲得に引きずられるような形で、家康の小心が歴史の転回期と出合い、
歴史そのものを変えていく過程は、読む者の既成概念に変更を促す。
 
 「歴史小説は、類型で書いてはならない」を信条とする著者ならではの
全く新しい家康像の誕生である。

(790)【旅猫リポート】有川 浩

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2012年11月1日発売
文藝春秋
単行本
271ページ
1512円
 
図書館で借りる
 
 
 
 
 
 
さあ、行こう。これは僕らの最後の旅だ。
一人と一匹が見る美しい景色、出会う懐かしい人々。
心にしみるロードノベル。
 
猫好きの、心優しい「悟」が、愛猫を引き取りってもらうため、
 其の猫を連れ、あらかじめ、引き取ってもらう事に了解を得た、同級生らを訪ね、
 猫との相性を見極めるため、旅する話。
 
      図書館では待ち人数が多く申し込んで、忘れたころに廻って来た。
 
悟は子供の頃両親が交通事故に遭い、孤児となるが逞しく誰からも好かれる青年である
だから、何処へ行っても歓迎を受け、猫を引き取ろう、と言ってくれるのだが―――、
 
 
猫は人間には聞こえない動物語を話すので、行く先々で猫や犬と出会うと、
犬ねこ同士で言葉を交わす。   と言うのが、この話のポイント。
 
主人公は、この猫をこよなく愛し、この猫も同様に、主人公を愛す。
 
      では、何故それ程大切な愛猫を、他者に託すのか?
 
これがこの話の軸となっている。
 最後になり徐々にその背景が語られるが、これでもか!と言う程泣かせる。
 
あざといと思われる程、泣かせよう、泣かせよう、と言うのが見え見え
癪だけど、やはりホロリと来る。
 
   この著者、お涙頂戴の話は、少ない筈なんだけど、してやられた(苦笑
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私が行っている図書館では、読みたい本が置いて無い場合リクエストすれば購入してくれる
                                      (その本にもよるが、殆ど新刊) 
昨日、9月の初めに発売された本が読みたくて、リクエストに行った。
 
殆どの場合、その時点で、既に何人かの人がリクエストしておりち人数は10何番目となる。
 
しかし、昨日申し込んだ本は、まだリクエストが無いと云う。
 では買っていただけませんか?と聞けば、既に図書館が購入を決め既に発注している、
                                                        とのことだった。
 
今まで、リクエスト申し込みをする本は、同時にリクエストする人が多かったが
今回誰も居ないと云うのは初めて。
 
図書館はリクエストの多い本は購入する。と言うのを聞いていたが
図書館として買う本は、あらかじめ決まっているらしい
             何を基準に決めるのだろうか?
 
先日どうしても読みたい本が有り検索したが、確か置いて有った筈のなのに見つからなかった。
 
これまでタイトルを検索すれば当たり前のように出てきた古い本なので、おかしいな~?と思い、
調べてみたら、その本は盗作騒ぎが有り、絶版になり本屋の店頭からは消えた。と言う事だった。
 
なので、今まで図書館にも置いて有ったが、外した、と言う事なのだろうか?
 そう思って、念の為図書館の棚を調べたら、有った!(笑笑
 
      これってどういう事だろう???まぁ、図書館も複雑なんだろうねえ
 
以前、検索して、T 図書館 (いつも行く横浜市内の図書館)の棚に有る筈の本が其の棚に無い。
 
念の為、図書館の人に尋ねたら、PCで調べ、かなり時間がかかったものの、
            奥の部屋から出してきて、貸し出してくれた。
 
          (ー`´ー) う~~ん 、、、これはどういう事なのだろうか???
 
聞いてみようと思ったけど、係の人の視線が何と無く、バツがわるそうであり、
聞いてどうなると云う事でもなく、詮無い事なのでやめた。
           どーでも良い事だものね。                    イメージ 3

(789)【きことわ】朝吹真理子

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2011年月25日
新潮社
単行本
141ページ
1200円
 
第144回芥川賞受賞

図書館で借りる
 
 
 
 
「BOOK」データベースより
永遠子は夢をみる。貴子は夢をみない。
葉山の高台にある別荘で、幼い日をともに過ごした貴子と永遠子。
ある夏、突然断ち切られたふたりの親密な時間が、
25年後、別荘の解体を前にして、ふたたび流れはじめる―。
これが「芥川賞」? 純文学?
受賞作品を最近読んでも、何故これが芥川賞?と思うものが多い。
 
タイトルの「きことわ」は、「貴子と永遠子」を繋げ、「きことわ」に、と
作者がインタビューで言っていたのを思い出した。
 
                う~ん。
 
其れからして、 私が面白い、と思える内容である事を察しなければならなかったのに。
芥川賞選考委員はこの作品の何処を評価したのだろうか?
 
私の理解力も足りないのだろうけれど、読み始めて・・・・(ーдー)ハァ~ つまらない、、、、

我慢に我慢を重ねて読み進んだが途中でギブアップしそうになり、
                                    思い返して何とか最後まで読んだ。
 が、結果、ギブアップしておけばよかった。
 
 どんなつまらないと思う読みものでも、読後、何かを感じ取るものが有ったり、
 作者が何を書きたかったのか、凡そ感じられるものだけど、 本書は、な~んにも感じなかった。
 
             作者は何を表現したかったんだろ??
 
芥川賞を受けたから、多分かなり売れたと思うけど行間が広く、文字数が少ないこんな薄っぺらい本、
 
1200円出して、買って、読んで、満足する人がどれくらいいるのだろうか?不思議。

夢に出てきた父は

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 20年前に亡くなった父の夢を見た。
 
 父は、何とも不自然な体勢で、身体がゆらゆらと安定していない。
 
 其の肩には、鉄砲 (猟師が使うようなもの)、
 
 見た事の無いようなヘンテコな構えで、これがまた安定しておらず危なっかしい。
 
               狙いは・・・・     σ(゚O゚*) ?!
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 夢は、ず~っと、その、一シーンだけなんだけど ・ ・ ・
 
 私は何が何だかわけがわからず、 ただただ唖然。。。。。
 
 父はふらふらする変な体勢で、鉄砲を担ぎ、σ(゚O゚*) に狙いを定める。。。。
 
                   てな夢。
 
 
 父に、殺される程憎まれて居た、とは思えない。
 
 
 しかし、私は、父母に対して やりきれない絶望感を持った事が有りった。
 
 
 当時は人生に挫折し、生活に困り、職も無く、
 
 
 精神的にもボロボロで、絶望感の崖っぷちに立っていた。
 
 
 そんな時、父母は手を差し伸べるどころか、非常に冷たかった。
 
 
 これが、親子と言うものだろうか? 困った時に助け合うのが血縁では無いのか?
 
 
 そう思っていた自分の考えが如何に甘いか、その瞬間、嫌という程骨身に染みた。
 
 
 悩んで、恨んで、ウジウジする自分自身が嫌で、辛く、
 
 それならば、いっその事、私の中から父母を消してしまえ、と思い、
 
 彼らの子供である事を断ち切るつもりで、戸籍も分籍し、戸籍筆頭者となった。
 
 其の日が雨だった事を良く覚えている。
 
 区役所を出て、謄本の、「戸籍筆頭者」の文字を眺めながら、自ら望んだ事とは言え、
 
 其の淋しさと言おうか、孤独感と言おうか、雨にぬれた事も相まって
 
 うすら寒さに心が震え泣いたのを今でも覚えている。
 
 
 こうして自分を追い込み、今後一切親を頼らず、
 
 石にかじりついても、本当の意味で自立するべく、「強くなれ!」と自分を叱咤激励。
 
 
 彼らには黙って私は一方的に親を勘当した。
 
 
  
 其の時から、自分からは父母には一切、手紙も、電話も、勿論尋ねる事もしなかった。
 
 勿論父母は、当然私の心身ともに弱っているであろう事をを知りながら、
 
 電話のひとつも無く、訊ねてくる事も一切なかった。 電車で小時間の距離である。
 
 
 彼らは、薄々は、何かを感じるものはあったろうが、お互い何も語らず、私は表面は極平静を装い
 
 どうしても顔を合わせなければならない時(冠婚葬祭やその他の義理)は普通に行動し、
 
 談笑したりしたが、私の心のバリアは厚く、なかなかその殻から出る事が出来なかった。
 
 お陰で、私は逆風にも、孤独にも、貧乏にも、やたらと強くなり、周囲に付和雷同する事無く、
 
 自分の生き方に自信を持ち、時間はかかったけれど、自己確立が 出来た。
 
 
 
 しかし、今考えてみると、親子の縁を切ったつもりではいたが、
 
 「肉親の情」とは、「血」とは、なんと厄介なものなのかと言う事を、嫌というほど味わった。
 
 血族であるが故の、情と、しがらみとでもいうのだろうか。
 
 
 その後、父が亡くなった時点で、「これで、私の葛藤にもピリオドを打てる。」 と思ったが
 
 なかなか「心」と言うものは頭で考えるように、キッチリと整理はつかなかった。
 
 結局、その後、母が亡くなっても、父が亡くなった時の様な、複雑な気持ちは殆ど無く、
 
 不思議と、涙は全く出ず、これで長かった私の中の心の葛藤と重荷は消えた。
 
 
 
 考えてみれば、親には産み育ててもらっただけで、「恩」。
 
 
 親子である事の甘えから、父母の子供である事を勝手にやめ、意固地になった私。
 
   
   ―――― と言う訳で、 父はσ(・"・) に対して、 何かを感じていたとは思うが、
 
   私を殺したい程憎んでいたとは思えない。
 
          
            しかし、まてよ、、、良~く考えてみたら。。。。
 
 これは、私の、親へ対しての無意識のうちの、「罪の意識」 かもしれない。
 
 産み育ててくれた「恩」を棚に上げ、ただただ心の中で屹然と親を拒否していた。
 
 この夢は、もしかしたら、
 
 とんでもない恩知らずの自分への警笛なのかも知れない。。。
 
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        今夜はスーパームーン。   気が付いた時には月は既に高く昇っていた。
 
 
 
     まだ幼い頃、 父が口移しにくれたアメを、「気持ち悪い」と思いながら、
 
     子供心にも、「拒否してはいけないのだ」 と言う気持ちから、
 
     渋々、口移しのアメを、受けた事など、 夢から覚めて、ぼんやりと・・・・・偲んだ。
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(788)【ビルマ・アヘン王国潜入記】高野秀行

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1998年10月1日第1刷発行
草思社
単行本
277ページ
1900円

図書館で借りる
 
 
 
 
 
 
 
 
「BOOK」データベースより

中国雲南省と国境を接するビルマ・ワ州。
世界最大のアヘン生産地にして、反政府ゲリラ・ワ軍の支配区。

これまで中国人以外のいかなる外国人も受け入れたことはなく、
そこに住む少数民族ワ人は、かつて首狩り族として知られ、
今ではビルマ最強のゲリラ兵として政府軍から恐れられていると言う。
地球上に残された最後の秘境とも言うべきワ州入りに成功し、
辺境の村に半年間にわたって滞在した著者が、
アヘンゲシ栽培に依存して生きる農民の日常生活をリアルに描いた希有な記録である。
アヘン収入をめぐるワ軍幹部の腐敗の構造や、
ワ州に多大な影響力を持つ中国との複雑な関係、
そして135の少数民族を抱えて「東南アジアのユーゴスラビア」状態に
あるビルマの知られざる現実をも明らかにした迫真のインサイド・レポート。
 
 
読みながら、何度も表紙の写真に見入ってしまった。
アヘン栽培と言う暗いイメージからかけ離れた兵士?の笑顔。がなんとも・・・
 
著者はケシの種まきから収穫までを体験したいばかりに、過酷な辺境の地に行き
伝を頼り、ワ州の中でもかなり奥の奥、文明人がこれまで入った事が無いような辺境の村に
腰を落ち着け、ケシの種まきから収穫まで、「ワ族」の村で過ごす。事までこぎつけた。
 
著者にとっては「辺境の地」など屁でもないのかもしれないけど(苦笑
 
滞在期間中風呂等には入れず(そういう習慣も無ければ「風呂シャワーなど知らない)
水浴びは数える位、勿論歯を磨いたり、手足を洗う習慣などこの民には無い。
 
土にまみれた足をポンポンと払って寝床に入り
大便は草むらで、葉っぱ出尻を拭く。
 
 著者は「ワ族」の人々の生活を観て、思いついた事を「建白書」として提出した。
 
内容は実に理に適い、「ワ村」の人達にとって生活向上の為にも非常に役立ち、
労働がキチンと報われると思うが、あの後、どうなったのだろう?
 
著者はやがてアヘンの味を知り、知らず知らずのうちにアヘン中毒になって行く様は、
読んでいたハラハラした。
 
複雑な「ビルマ」と言う国の歴史は、中国とも絡んでおり、金になるアヘン栽培をしてはいるが
栽培をしている人達は全く報われていない(ほとんど搾取されている)
 
アヘンが絡んでいるだけに複雑な歴史を持った国は、とくにこの「ワ州」は貧しいが
このまま平穏で居られるのだろうか?と言う事をついつい考えてしまう。
 
本書が書かれてから16年経ったが、ビルマ(ミャンマー)はどう変わったのだろうか?
「ワ州」の村の人達の暮らしはどうなっているのだろうか?
ケシの栽培と村人達の生活は変わったのだろうか?
 
教育と政治、をつくづく考えてしまった。

(787)【戦国奇譚 首】伊藤潤

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2009年6月5日第1刷発行
講談社
単行本
181ページ
1500円

図書館で借りる
 
 
 
 
 
 
 
「BOOK」データベースより
戦国時代の論功行賞は、厳密な成果主義である。そして、その成果を測るのは、敵方の首。
さらには、首の「格」と「数」。戦の後の首実検の場は、まさに査定の場に他ならない。
ますます取り立てられる者、とことん蔑まれる者―首が明暗を分けた時代の悲喜劇を、綿密な考証と大胆な解釈で描く、初の戦国首小説。
短編集だった~ _| ̄|○  ガックリ!
 
首を両方の腰にぶら下げて戦地を歩く??
首って何キロくらい有るんだろう?
 
本書では知人が討ちとった首もドサクサに紛れ、自分が討ちとった事にしてしまう。などあったが
 
戦国モノでは、戦場には屍など、ゴロゴロ転がっているんでは?
足軽等の首は価値が無いのだと思うけど、本書の話では、そう言う屍を選りすぐって
首を掻き、持って行ったと云う事も有る筈だけど、
そんな話沢山読んだ戦国モノの話には出てこなかったなぁ。
 
面白いと云う評判なので読んでみたものの、σ(・"・)  の好みでは無かった。
先が読めちゃうものが多かったせいもあるかも知れないが、
他の方がが絶賛するほど面白いとは思えない。
 
懲りずに、
 
やはり「北条早雲」を描いたもので 「疾き雲のごとく」
「虚けの舞」 織田信雄と北条氏規  
「義烈千秋 天狗党西へ」 
「天地雷動」          など、読みたい。
 
ほかの作家の
「黒南風の海」   加藤清正「文禄・慶長の役」異聞
 
「魔群の通過」 天狗党叙事詩 山田風太郎幕末小説集2
 
「天狗争乱」吉村昭。 
 
待ち人数が多くて外していたが、「水軍遥かなり」  なぢなど読みたい本がいっぱい!!!
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