2012年03月

広島へ② 音戸の瀬戸・江田島・中京競馬

 23日
宇品 ― 呉 ― 音戸の瀬戸 ― 倉橋島 ― 能美島 ― 江田島 (海上自衛隊第一術科学校)― 呉 
― (大和ミュージアム) ― 西条IC 山陽道 ― 名神 ― 岐阜羽島IC ―かんぽの宿 泊

呉は、造船・鉄鋼・などを中心とした臨海工業都市として発展しているだけあってドッグが多い
イメージ 6
 
 
          「音戸の瀬戸公園」より、「音戸大橋」を望む。
イメージ 7
7時30分頃でもあるせいか交通渋滞が凄い!
 
   この辺りは橋が一本しか無く渋滞は当然ともいえ、直
                        ぐ北隣にもう一本同じような橋が建設中だった。
「音戸の瀬戸」
広島県呉市にある本州の警固屋と倉橋島の音戸町との間の海峡のことで
幅はわずか90m程度、可航幅が60mしか無く、一日の船舶の通行量は約700隻で、潮流が早く、
狭い所を広島市と松山市を結ぶ定期船など千トン級の船が行き交う船舶の往来が激しい海域の事
イメージ 8
 
日本一短いとされる海上定期航路、音戸渡船も就航している。
 
運航距離120mは日本一短い海上定期航路といわれており、
渡船運賃は大人70円、自転車込み90円で、一日2~300人が利用している。
 
瀬戸には1961年に瀬戸内海初の本土・離島間を結ぶ音戸大橋が架けられ、
橋は歩行者の通行も可能であるが、
僅かな路側帯が設置されているのみで歩道の設備はなく、また高低差があって登坂距離が長く、
徒歩や自転車での横断が難儀であるため、渡船が継続されている。
 
  音戸の瀬戸大橋を渡り音戸町を通り抜け、早瀬大橋を渡る。 (赤の線のようにぐるりと巡った)
イメージ 9
 
  早瀬大橋の真ん中から江田島市に入る。
イメージ 10
   江田島に入り、あちこち回るうちに山中に入る。 
                         近くに砲台跡が有った筈。と思ったが道に迷った><;
 
結局見つからないまま、村、町、海辺、山中をぐるりと一周したが結構珍しい光景に出合った
 
こんな恐ろしい建物が有ったけど、ちゃんと人が住んでる模様。  落石の後が有る  ゚Д゚)!
イメージ 12
 
 
これ、普通の民家です。神社仏閣では有りません。(*゚Д゚σ庭先にこんなの作っちゃう、って~?!
イメージ 13
 
 
 こんなポストも有った。 多分個人の家の郵便受けだったのが家が取り壊されポストだけがポツン
 
イメージ 18
  
       あいにくの雨、晴れていたら景色がいいと思える所がいっぱい!惜しいなぁ・・・
 
       何も見えましぇ~ん(´0`*  霧が深く道は狭い。そろりと参ろう。。。。。。
イメージ 11
                          いやはや酷い目に有った。
 
    江田島海上自衛隊第一術科学学校。
イメージ 1
  受付で名前を記入すると、見学ができる。
 
         大講堂。 入学式、卒業式に使われる。
イメージ 19
 
この日は入学式の準備日??とかで新入生が多く、緊張感一杯の若者の姿が初々しく、また頼もしくも有る
 
 案内者が引率し、構内を説明してくれるが、二時間以上かかりそうで、途中抜け禁止とか、
                                        惜しいが、切り上げる事にした。  
 
  売店は面白い!制服は勿論、ここでしか手に入らないようなものがいっぱい!
イメージ 2
    この日は団体が来ていて売店は黒山の人だかり、すいてる所をちょっとパチリ!
 
   (*^m^*) ムフフ 疲れるんでしょうねぇ        でも虚弱体質な人って居るのか??
イメージ 3
 
 
この後は、「大和ミュージアム」。  明治時代以降の造船の街あるいは軍港としての呉の歴史や、製鋼や造船などの科学技術を展示することを目的に、日露戦争・日本海海戦から100年目、太平洋戦争終戦60年目にあたる2005年に開館した。
 
イメージ 4
戦艦大和(1/10) 艦首
                     艦尾側
イメージ 5
 
    実物の兵器や、当時の映像フィルムなどの歴史的資料を提示してあるが、
                                         余計な注釈は一切ない。
 
    零式艦上戦闘機や人間魚雷「回天」特殊潜航艇「海龍」などは、すべて本物。
 
 
  屋外には、
  昭和18年6月、瀬戸内海の海軍柱島泊地にて謎の大爆発を起こして沈没した戦艦陸奥の 
                                 スクリューと、主舵と主砲身も展示されている。
                                                             イメージ 14                      (フェアリーダーというのは、錨の鎖を通す切れ込みの部分の事)
潜水艦「あきしお」は、  1985年に進水した潜水艦。
         三菱重工業神戸造船所で製造され第1潜水群に所属したが、2004年に除籍。

         長さ76.2m。幅9.9m。深さ10.2m。
                      ここへの壮大な陸揚げ作業は、多くの注目を集めた。
 
この零戦は六二型。
エンジントラブルで琵琶湖に不時着水した機体を引き揚げたもの。  (中島飛行機製)
イメージ 15
 
大和ミュージアムと、其の周囲は見どころ満載!
戦艦大和や、ゼロ戦、等などに興味が有る方ならば、1日居ても見飽きないだろう
けど、見ているうちに、理由は分からないけど、「ここから早く出たい」と言う気持に駆られた
夫もそのようで「先急ぐからそろそろ・・・」と1時間もしないで館内を後にした
 
出入り口で「何度でも出入りできますよ」と親切に云って下さったけど。。。。(・"・;)
 
         そうよ!今日は岐阜羽島まで行かなきゃならんのよ~~!
明るいうちに。と思ったけど、、、岐阜に入った頃はもうとっぷり暮れ、宿の夕食にも間に合わなそう
 
 
    今日の宿泊は 「かんぽの宿 岐阜羽島」
 
到着8:15時。   受付で 「レストランもうダメですか?ラーメンでカレ―でも何でもいいんですけど」
オーダーストップ寸前だったらしく、電話で問い合わせてくれて
 
  「手続きは後回しにして、荷物を置いて直ぐ行ってください」 と言う事で滑り込みセーフ!
もし食べられないといけないからと、途中で食堂を探したが、、、なぁ~~い!
 
コンビニは??なぁ~~ぃ!
 
  簡保の宿、自販もジュース類しかない。売店も早々としまっちゃったし。
   
     何とか、受付のお姉さんを拝み倒して夕食に有りつけて良かった!
   が昨日、あまりにも、料金の割にはクオリティの高いホテルに止まってしまったので
   つぃつぃ比べてしまう。     数少ない洋室に泊めていただいたんですけどね・・・
イメージ 16
 
イメージ 17
 
布団はなんだかヨレヨレ・・・
 
照明は・・・
 
他にも照明有るんですけどね、
ダウンライトのつもりなのでしょうか???
緑色の紐はビニール紐
 
まぁ、明るくていいんですけど、艶消しでしょ~(;´・Д・)
 




温泉はかけ流しですが、二つ有るけど毎日交互で一つしか開いてません。 時間も限られています。
 
ま、食事が出来たから、いいっか~(´-ω-`)
 
 (o`O´)σ文句言わないっ!
                          明朝6時出発の予定。  「夫 希望の所」へ行きます。
 
                                           本日の走行距離  620Km

うんざり (-_-;)

                     
        イメージ 1   
  
  オセロの中島智子がどうじゃら報道、やっと下火になったと思ったら、
     
   今度はAKBの前田あつこが卒業だの黒木メイサがどうじゃらだの・・・
  
                       もう沢山! 
          と言う事で、掃除機をかけながら 「ふ」 と考えたイメージ 2
                
  じゃ、芸能ニュースは、いっさい見たくないか? と言えばそうでもない (;・∀・)
 
一昨日、片岡孝夫(現仁左衛門)が出ていて、襲名の時の事や病気で倒れた当時の話で、
本人と奥様とが出演していた。
 
    仁左衛門は、繊細な外見の割には豪胆な所も有り、
                  「片岡孝夫」と言われていた若い頃から彼のファンだった。
 
偶然途中から見たのでどんな番組なのか分からないが、ま、彼も芸能人、と言えるし・・・
歌舞伎は見た事無いけど、とても興味が有る、「芸能」だしね
高倉健さん、今頃どうしているのかなぁ~?とか、彼「芸能人」だしね
 
今時の可愛いタレントさんや、生きのいい若い芸能人を見るのも嫌いではないのだけど・・・
                  イメージ 6
  しかしねぇ、芸能人のスキャンダルや冠婚葬祭など、どうでもいいと思うような事
  これでもか~~! と繰り返し繰り返し取り上げ放映してるのには辟易する
 
じゃ、専門チャンネル?  これもなんとも味気なく、つまらないしねぇ。
  
σ(・・*) は、あまりチャンネルを回す方では無く、
                       朝は9時頃まではワイドショーかNHKをつけっ放しにする  
 
NHKも早朝は30分位ごとに同じ話題を取り上げ、同じ画面を繰り返し流す
 
          またパンダかよ~><; とか思うのよ (苦笑
 
ま、私の勝手なつぶやきなんだけどネ、
 
     じゃ、アンタ(*`・ω・)σ は、いったいどういう番組が見たいの? と自問自答した
 
う~ん。。。( ̄~ ̄;) そう言われてみるとねぇ 。。。。
                    先ず、やはりニュースよね
 
何処で何が有ったか、起こってるか、(平凡だわよね^^;)
                   全国で起きた小さなニュースでいいんだけどね
 
イメージ 5
 
     それから、最近思うんだけど、
     「あまり名の知られてない国会議員って一体日々何をしてるんだろう」、と言う事。
 
県会議員や 市会議員 町会議員など 「議員」と呼ばれてる人の日常を知りたい!
 
 あの震災後、から、ずーっと、被害状況や、避難所を写していたけど、それを見ながら、
 被災地選出 (勿論それ以外の議員も) の議員達は、一体今何をしてるんだろう?と思ったもの
 
 
       どこかの勇気ある局がそれを取り上げてやって欲しいと思う
本来NHKがやってもいいんじゃないかなぁ? とも思うんだけどネ。
 
横嶺さんって(さくらちゃんのお父さんね)まだ議員やってるの?
彼に限らず、ズブの素人みたいな人が議員になって歳費使ってどんな仕事を過去にしたのか、
                    それが、知りたい!
                                (「素人みたいな人」に限らないけど)

芸能人の事も、猫ヒロシさんの事も、黒木メイサがどうじゃらも、いいんだけどね、
その他にもあるでしょ~、小さな事件、事故など、その他の事も、
                                   そっちの方が知りたいのでアリマス。
 
( 」´0`)」オーィ~! テレビ局の方ぁ~!考えてくださ~いな~~~。
 
                     イメージ 3
 
  局の立場で考えると、これまた、考えが変わってくるんだけどね
  嫌なら消せばいいだろう、とか、 若い子はこう云うのが観たいんだよ!、とか・・
 
物を考える時、いろいろな立場に立って考えると収拾が付かなくなるσ( ̄◇ ̄; なのでアリマス。
 
よって~、今回はσ(・ω・。)  の思いのみ考えた次第でアリマス~
                                       イメージ 4はぁ~                                     
 

広島へ

3月21日
横浜――浜松  ルートイン浜松西インター(泊)
 
3月22日
浜松西インター ― 名神 ― 中国自動車道 ― 山陽道 ― 廿日市インター ― 宮島 ― 昼食(うえの) ― フェリー ― 宮島 (観光) ― 宮島口 ― 宮島競艇 ― 宇品 ―
                                             東広島プリンスホテル(泊)
浜松ルートインは常宿になりつつある
インターに近い、と言う事と、人口温泉だけど大浴場が有る。
朝食付きだが、早出なので食べた事が無い。 この日も早朝5時半出発。
 
浜松西インターから 只、ひたすら広島目指してひた走る。  岡山あたりで・・・・ん?!
 
       (o`O´)σ     なんだ?この車!    「ダイキン・オールエアコン」 と書いて有る
        イメージ 1
 
                  追い越しざまバックミラーを見ると、  (^▽^)可愛いです
イメージ 2
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ようやく広島県に突入!イメージ 4
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
      13時半、宮島口に到着
イメージ 5
 
駐車場が何処も満車だったが、運よく1台出る所でスルリと入れる。超ラッキー♪
 
           広島と言えば、牡蠣と穴子めし
 
駐車場のオジサンに、あなごめしの美味しい店を聞けば、やっぱり「うえの」。
土、日は混むが今日の今くらいの時間ならそんなに待たないだろう。と言い。
 
    「 間違っても○の店には入っちゃだめだよ!
            うえの屋さんが繁盛するんで、何軒か店が出来たけど
                    何処も閑古鳥が鳴いてるよ。旨くネェからね 」   だって^^;
イメージ 3
案の定店内は、お待ちの人で混雑。並ぶの嫌だけど・・・
 
ここまで来て不味いもんも食べたくないし~~、15分くらい待つと、席が空きました。イメージ 6
         
          相席です。
 
           この際、
美味しい物を食べられば、  相席だろうが結構っす。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ネットで見ると、硬かった、    とか、辛かった、とかいう人がいて、期待はしてなかったけど美味しかった!
 
「硬くて辛い」、と言うのは多分お寿司のフワとした甘いタレを塗った穴子とくらべるんでしょうね。
 
あなごのアラで炊き込んだ醤油味飯が旨い!!
勿論穴子も美味しかった、辛さも程良く歯触りも グッドでした。 
 
普通店が繁盛しすぎると、油断して、味が落ちたり、客に対して横柄だったりしますが
感心な事に、そんなことは有りませんでした。
 
おじさんに聞かなければ、待つのが嫌で他の店に入っていたと思います。
 
 
        腹ごしらえもできたし~♪    宮島の厳島神社へ、フェリーに乗ります。
イメージ 7
 
             潮が引いていて、鳥居の下に大勢の人が居るのが見える
イメージ 8
               乗船時間は15分くらいか?あっという間に到着。
 
      宮島(厳島神社)は天橋立、松島と並び 日本三景で世界遺産に登録されている
イメージ 9
 
 
      フェリーを降りてから、厳島神社に繋がる参道には、お土産屋さんがぎっしり並ぶ
イメージ 10
      焼き牡蠣のいい香りがあちこちから漂ってくる。  勿論 食べました。
 
 
イメージ 11
 
             
             流石本場の牡蠣、
     焼いてもふっくらとして美味しい
 
              大粒の焼き牡蠣
            2つで500円でした
 
    気軽に店先で食べられるのがいい
 
 
       カキフライも食べたかったけど
    夕食の事を考えると・・・グッと我慢
 
 
   
 
 
潮が引いて宮島の鳥居は脚が全部見えてました。 
 
今回で宮島は2回目ですが、以前来た時は満潮だったらしく、鳥居は勿論、回廊も水の上でした
                  水の上の方が情緒が有って好きです。
イメージ 14
鳥居はクスの木で出来ており、脚は埋まっているのではなく、置いてあるだけ、だそうです。
 
鳥居の上の横木が箱状になっていて石がいっぱい入っていて、その重量で動かないそうで、
其の鳥居の脚の下の砂浜の中には、松材の杭を数千本打ち込んだ上に石を並べ、
頑丈基礎が出来ているので傾くことも無いという事です。
イメージ 15
鳥居よりこちら側は神社の敷地なので砂の中の(海の)生き物を採ることは
                                         禁止されているそうですが
 
それより向こう側はその範囲では無いらしく、4月になれば潮干狩りの人で賑わうそうです
この時も何かを採っている人がたくさんいました。  何を採っているのでしょうかねぇ??
 
イメージ 16
 
 
 
 
 
 
 
 
 
このおばちゃんの笑顔と
醤油のいい香りに負け、
←を食べました
 
これが、
また旨い!
 
面白くて親切な
おばちゃんでした
 
姉様かぶりが
良く似合ってます
 
 
 
 
 
 
 
宮島口に戻り、宮島駅や周辺を散策すると「宮島競艇本日開催」の文字が目に飛び込んできた
先日テレビで、「ボートレーサー特集」を見て、それまで、全く興味が無かったけど、
 
其の「迫力とスピード」に、一度見てみたいな、と思っていたところでしたので、「入ってみよう!」。
 
競艇場の中から。  向こう側には、今行ってきたばかりの「厳島神社」の鳥居も見えます。
イメージ 17
               う~ん、思ったより迫力に欠けるなぁ・・・・
         勿論「舟券」も買いましたが、2レースだけ見てそそくさと出てきました。
 
 
今日のホテル電話で取れました。 「グランドプリンスホテル広島」です。
決め手は温泉大浴場が有る。   
 
宿泊でこだわるのは、先ず、ベッドで有る事。それもツイン。
そして、大浴場が有る事。
掃除が行き届いている事。 (じゃらんネットで、口コミを見ます。結構 頼りになる)
勿論リーズナブルで有る事。 
 
食事は美味しいに越したことはないけど、あまり期待はしません。
 
      おぉ~!立派じゃん!  え (゚Д゚≡゚Д゚)?ええっ!なんかの間違いじゃないよね・・・・
イメージ 18
         
    宮島の駐車場から電話でこのホテルの希望のプランを頼んだものの、
 
   「其のプラン本日は、ありません」(T_T)     仕方ないので「安いプランを」、と頼んだら、 
 
   じゃらんのお姉さん、希望したプランより、嘘みたいな安い部屋を探してくれたんですよ。   
 
               何かの 間違いじゃないのかなぁ・・・(゚・゚*)
イメージ 19
      ・・・・・。   間違いじゃないそうです。  でも、まだ眉に唾付けてます。
 
イメージ 20
   部屋は、このクラスのホテルにしては、確かに少し狭いし、テレビも ちっちゃいかな?
 
          でも、アメニティその他は一流ホテル並みだし、窓からは海も見えます。
 
  食事はフランス料理のミニコース。 コンビニも有るし、お好み焼きやも有るので心強い。
 
               レストランは最上階、夜景が美しい。
イメージ 21
   バーラウンジ(ミニコース)と言う事で少し暗い。。。  いくらなんでも暗過ぎ( ̄◇ ̄;)
 
    ボーイさんも、接客においてはソツがありませんでした。 まぁ普通ですね。
 
    飲み物、オードブル、スープ、ステーキ、パン、デザート、コーヒー。  
イメージ 12
 
スープも見た目よりはおいしかったし、ステーキは小さいけどヒレ肉で美味しかった。
 
最近のホテルは、手を抜いて デザートなどは、安いコースだと フルーツとかアイスクリームなど、
手をかけないものを恥ずかしげも無く、ドンと出す所が多い中で、
ここはデザートも手作りで、気合が入っており、調理人のプライドを感じました。  皆美味しかった!
 
            最後のコーヒーが、ぬるかったのが残念!
 
お風呂も広くてかけ流し。  露天も有りました。 
          ほんと、ノー文句です。。。。これで!!!!!!
 
           「1泊夕食付。訳あり、今だけ価格」
 
    とかで、どこでも取る「入浴税も込み」で、おいくらだと思いますか  (。◔‿◔。)♪
 
    この辺りでは高級ホテルに入ると思います。
 
    浴衣(室内のみ着用)とは別に、
             部屋~温泉浴場間専用の真っ白い「パジャマ?」のようなものまであります。
 
 
 
                   ジャーン!!!\(^▽^)/
 
   素泊まり(4000円) + ミニディナー(2000円)=@6000円ポッキリです。
 
今まで泊まった中では民宿より安い!!!!
 
夫は流石に、ミニディナーでは足りなかったらしく、しばらくしたら「腹減った」コールが出た!
 
本場の「広島風お好み焼き」も、是非食べたかったのでちょうどいい~♪
 
                  夜食に お好み焼きを買ってきて部屋で呑み直しです。
イメージ 13
                    これで今日のイベントは全てお終いで~す。
 
明日は雨らしい・・・・呉と江田島を回りたいのですけどねぇ・・・・・
 
   あまりにもリーズナブル過ぎるこのホテル、ホクホク~♪   いい夢見よう~っと(。-ω-)zzz
 
 
                                           ―― つづく ――

(357)【回想 回転扉の三島由紀夫】 堂本正樹

イメージ 1  
 
 2005年11月20日第1刷発行
 文芸春秋
 新書判
 171ページ
 710円
 
図書館で借りる
 
 
著者の「堂本正樹」は
『憂国』の演出家であり、劇作家であり、能や演劇の批評家。
 
 
「BOOK」データベースより
十代で三島由紀夫を知り、歌舞伎、能、そして「切腹趣味」を共有し、
やがては映画『憂国』を演出する。
没後三十五年たっても色褪せぬ天才三島由紀夫への甘美なる鎮魂の書。
三島との出会いはゲイバーだった。  (当時既に「仮面の告白」が脱稿した後である)
三島は「劇場」という小雑誌を開いて見せる。
それは「中村芝翫論」。たちまちその文章の虜になった。
   「中村芝翫」とは・・・
   当時32歳の日本が誇る匂い立つような女方の、「中村歌右衛門の事。」
 
暫くして、またその男と同じ店でで会う。
その男とは、「中村芝翫論」を書いた三島由紀夫である。
 
二人の交際が始まり、兄弟の契りを結び、↓のような会話が有る。
「 堂本正樹を 俺の弟と認める。但し裏切ったらヒドいぞ。
               俺は日記を付けているから、後世にお前のシューメイが残るからな 」
「 襲名? 」
「 バカ! 歌舞伎じゃない。 醜い名でシューメイ 」
二人は、一時蜜月時代を過ごし、「切腹ごっこ」に夢中になったり、
映画『からっ風野郎』にチンピラやくざの役で出演したり・・・

そのうち、遊びの一つだった三島の「切腹」への執着は「ごっこ」を通り越して
徐々にエスカレートして行くが、「憂国」を撮り終え、「ごっこ」は終わった。
 
「憂国」は三島由紀夫 脚本主演で 堂本が演出。
 
ごっこの集大成だったのだろうか、    結局「三島事件」へと突き進んで行く。
 
   「三島事件」とは
   1970年、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地を森田必勝ら楯の会メンバー4名とともに訪れ、
   面談中に突如益田兼利総監を、人質にして籠城。
   バルコニーから檄文を撒き、
   自衛隊の決起・クーデターを促す演説をした直後に 割腹自決した。 45歳没。
        この事件に関して、著者は全く知らない。
 
彼は全く政治音痴で「盾の会」の事もアレヨアレヨで、只、もう、遠巻きにに眺めているばかりだった。
 
 
 
ところで、本書の目的。 書こうと思った動機は何だったのだろうか?
 
同性愛者 (という言い方でいいのか解らないが) という人たちは、口が堅く、
己の事は語っても、 それこそ相手のプライバシーについては、黙して語らないものかと思っていた。
 
著者は無論、三島もホモ (色々呼び方は有るらしいが) であった事は周知の事実。
 
それを三島没後、かなりたってから暴露的な本書を執筆した意図が解らない。
 
ま、読む方としては野次馬的に面白いのだが。。。
 
 
三島が盾の会を結成する前の話は、意外と単純な事かも知れないと思わないでもない。
 
著者が美青年の防衛大生を連れていたのを見て羨む三島に、

   「自分で仕立てなさいよ」と言うと、  「ようし見てろ、1ダースなんて忽ちだぞ」。。。

まさか、これが盾の会設立の動機につながるとは思わないけど~(苦笑
 
 
三島由紀夫の生い立ちを読んでみると、彼の人間形成に 祖母の影響が、大 だったように思える。
 
彼は子供のころから漠然と、もやもやとした悩みが有ったのだろう事を想像すると
また、彼への思いは変わったものになる。
 
 
勿論生まれながらの資質が有る事もあるのだろうが、
彼の場合は、「後天的」なものだったのではないだろうかとも思えた。
 
 
三島由紀夫。本書を読むと、、結構オッチョコチョイで幼稚な面を持つ「俗人」っぽくも思えてくる。
 
 
こうして、1冊の本を読むと、次から次へと興味が枝葉のごとく別れ生まれてくる。

前出の歌舞伎役者、六代目 中村 歌右衛門(六代目中村芝翫)は、
歌舞伎役者の御曹司で何不自由なく育ちながら、
若くして両親を亡くし、歌舞伎界の孤児となり、辛酸をなめたという。

その生い立ちも小説さながらだが、
 付き人の男性と駆け落ちして、温泉地に逃がれる。。。。
 
という事件も起こしており、新聞でも大きく報じられ、
六代目歌右衛門をモデルとした円地文子の小説、
『女形一代 — 七世瀬川菊之丞伝』 においても、多くの紙幅を割いてこの一件を描いている。
 
彼が私生活でも女性のごとく振舞うようになったのは、最愛の妻を亡くしてからだという。
 
            う~ん、、、おとこ、おんな、人間、・・・摩訶不思議。

(356)【月の光・井上靖自伝的小説集・第5巻】 井上靖

イメージ 1
 
 
 
1985年7月25日 第1刷発行
学習研究社
単行本
666ページ
4200円
 
 
図書館で借りる
 
 
 

分厚くぎっしり詰まった全集のなかで、最初のたった2ページ程の短い「序詩」の中の、くさり鎌」と「遠い日」が印象に残る。
  
   「くさり鎌」 は、、、だれにも頼るな、自分でやれ。――
少年の頃、父替わりの峻厳極まりない伯父から数え切れないほど浴びせられた言葉だ。

終生この言葉から自由になれなかった。と回想している。
 
   子供の頃の親の言葉。    一種の洗脳に近いものが有るから、
   自分で振り払ってもどこかに染み付いていて逃れられない。
   そう言うのって、誰しも覚えが有るのではないでしょうか、
    私も、著者の文を読んで頑固で厳しかった若かりし頃の父の事を思い出しました。
 
 
「遠い日」は、、、
生まれて7日しか生きられなかった子供を思い書いたもの。

戦争中で警報の中を亡骸を抱え乗った電車の連結台の所に立っていた時の、気持ちを書いたもの。
 
腕の中の嬰児は枯葉の重さだった。
其の日から40余年、時に言い知れぬ切なさで、遠い日を思い出し・・・。というもの。
 
            其の後に続く文も胸を打つ。
 
  
著者は幼少時代を郷里の伊豆で、血縁関係の無い「おかのおばあさん」という女性に育てられた。

その頃の話が随所に出てくる「しろばんば」の土台となった話。

これが、素晴らしく魅力的で、この幼少時代が有ったから、大作家「井上靖」が生まれたのだと思う 

「おかのおばあさん」は曽祖父の二号さんで、 その曽祖父の晩年、著者の母親が幼かった頃、 
其の母親を養女にし、分家をたて、井上家の戸籍に入ってきた女性であった。
 
    著者は親元を離れこの女性の許で幼少時代を送った。
 
    「土蔵の中」の生活だったらしい。何故土蔵だったのか?は解らない。
 
 
    血の繋がらぬ女性の手元で充分かわいがられて育った様子が、そこここに語られている。         素朴で、暖かい「おかのばおあさん」との話は読んでいるこちらの気持ちまでがホッコリする
おかのお婆さんはライスカレーを2種類作ったひとつは辛い自分用でもうひとつは「私」用だ。
「辛いかい?」
   「ううん」
「じゃあもう少し辛くしてあげよう」
小さい二つのなべの内容物はあっちへ行ったりこっちへ来たりした。
肉も入って無いカレー。
成人して、家や、いかなるレストランでた食べたいかなるカレーの、
見た目も、味も、  どうも本当のカレーライスとは思えない。
今でも土蔵の中で食べた、あのカレーライスが本当のカレーだと思っている。
喉を痛め、塩辛い蒸気を喉に吹き付ける
「そんなに大きな口を開けなくても良い。」
「それじゃ小さすぎる、もうちょっと大きく開けて 」
「ばかね、それじゃ口が避けてしまう 」
     「しょっぱい!」
「後でお砂糖湯をあげげます。」
     「いつもよりしょっぱい!」
「じゃ、いつもよりもっと甘いお砂糖湯をあげげます。」
 
そして生母の話も出てくる。
「わが母の記・花の下、月の光、雪の面」の章。
 
母親が年老いて、多少耄碌し始めてから、完全に痴呆になるまで
愛情深い子供たちの許で過ごす母親の話は実に微笑ましい
愛が有っても、認知のある肉親の24時間の世話、一年二年となると音を上げる
幸い、著者は兄弟が多く、母親は娘達の所で世話になるが、次々にギブアップ。
 
   この話が実に微笑ましいのだ。
 
 
    分厚い本書。 自伝であり、大した事件も事故も無く淡々と語られる
   表現も文章も飾り立てられる事も無く、スラスラと語られる。 しかし読んでいて飽きない。
   「おかのばあさん」の話、ずーっと読んでいたいと思うほどに、心が穏やかになる。
 
  井上靖と言えば「しろばんば」は別格にして、
  氷壁、天平の甍、風林火山…などが有るが「氷壁」くらいしか読んでない。
 
  食指が動かなかったのだ。
 
  だけど「しろばんば」、これは絶対読まなければ!
 

(357)【最期の息子】 吉田修一

イメージ 1 平成11年7月10日第1冊発行
文芸春秋  単行本  253ページ
1333円   図書館で借りる
 
 
 表紙と中身の関係、いつも考える
 
これは?どんな意味が有るのか??
色々な男が塀を飛び越えている
何の壁???
意味が無い訳ないと思うけど・・・
こう云う話もどこかに書いて欲しいと思う。
 
内容紹介
「最期の息子」
新宿でオカマの「閻魔(えんま)ちゃん」と同棲する「ぼく」。
友だちのオカマがホモ狩りにあって殺された事件を契機に、気楽なモラトリアム生活が
うまくいかなくなってしまう。
家族との関係、元彼女との再会、閻魔ちゃんとの生活……
自分がどうしたいのかわからないまま、ビデオ日記を見返してゆく。
そこに映っていたものは?
 
「Water」
長崎の高校水泳部員たちの夏の一瞬を爽やかに描く。
 
「破片」
夏の暑い日、磯遊びに出かけた父子のやりとりを繊細に描く。
 
 
 「最後の息子」   
ホモの愛人と暮らす僕の話。

愛人の閻魔ちゃんは新宿に店を持っている
アイロンをかけ、料理を作り、小遣いまで暮れる閻魔ちゃん。
其の閻魔ちゃんの日常をビデオに撮るシーンから始まる
閻魔ちゃん好みの男を演じる僕。
 
     最初、読んでいて「閻魔ちゃん」をずーっと女性だと思っていた
     それが突然、「彼女はオカマだ。」と衝撃的な文字が踊る。
 
僕は閻魔ちゃん好みの男を演じる。   典型的なヒモの素質を持った男である。
僕と彼女は旨くやっていたのに、突然母が「彼女を紹介しろ」と上京してきた。
閻魔ちゃんと話を合わせて、恋人役を、嘗ての僕のガールフレンドに演じてもらう事にし、
何とか乗り越えそうだ。
母親は彼女が帰った後、今度はテレビで話題になっているような「オカマ」を見てみたいと言い出した。
「会う。」と言っていた閻魔ちゃんは突然手紙を残して姿を消した。だけど、 
僕は閻魔ちゃんでは無くて本名の「岩倉雅人」を待つ。  
 


この話。テレビに出るオカマタレントを思い出した

だいたいが彼女?達は明るくてテンションが高く賑やかだ。

あのテンションの高さは何なんだろう?と思う。
彼女たちは不安定な立位置にいて、その不安を払拭するために、
そんな気持ちの入り込むスキを作るまいとして、敢えて騒々しくしてるのかもしれない、

なんて思った。
 
 

吉田修一の本これで4冊目。
短編など含め何話か読んだが、ホモの話が出てくるものが多いような気がする。
この本も途中までは何が言いたいのか、話の行方が解らず退屈だった。
もうこれで吉田修一はおしまいにしようかな?と思う。
 

「Water」
水泳部の高校生のお話で爽やかな青春もの。
 
兄の事故死以来、精神的におかしくなってしまった母親をかかえ、
家業の酒屋を手伝う主人公や、
夜、寝ていたら仲間(男子)に突然抱きつかれキスを迫られたり、
母親が家出をしてしまったり。。。。

 一人ひとりのキャラクターと、其のうしろの生活感がチラリと見えるのがいい。
 
  彼女を送ったバスの終点で降り、ボーっとしている主人公に
  運転手が、「もうバスはこれが最後ぞ!」、と話しかけるシーンがいいなぁ。
 
半分は大人だけど、半分は精神的に不安定な思春期男子の話が
何とも危なっかしいけど、爽やかな部分がいい。
後味すっきり。サイダーみたいなお話でした。
 
 
「破片
九州弁、と一羽ひとからげにしてたけど、「長崎弁」 はまた違うと?・
じゃ、「悪人」は長崎弁だったんだ。「福岡」あたりだと思ってた^^;
 
父親と息子の3人の前で母は土石流に流されて亡くなった。
弟は家業を継ぎ兄は東京に出たが帰って来た。
兄が東京にいた頃の彼女は「テレフォンセックス」のアルバイトをしているのだが
相手が「切腹マニア」。この話は笑えた。
 
弟の女性に対する気持ちは周囲が見えず自分の重いだけに閉じこもる所がなんとも恐ろしい。
男3人の関係は殺伐として無骨、なようで本当は濃すぎるくらいの「血」で繋がっている。
 
            う~ん。。。。

弟はストーカーまがいの事をする。
弟は自分が悪い事をしているとは思ってない。
弟は彼女を守っている、と思っている。
弟は彼女の生活を助けていると思っている。

 
著者はこの弟の存在で、何を表現したかったんだろう?ふと考えてしまった。
 
地球上のすべての人間を敵に回しても、お兄ちゃんは弟を庇うの?だ。ろう。
これは母親を亡くし、男3人が精神的にどこかで寄り添ってきた。。。。。
「女性不在」になってしまった心の傷?なのか?
 
             タイトルの「破片」の意味を考える

 

(356)【傍聞き】 長岡弘樹

イメージ 1
 
 
 
 
 
2008年10月12日第1刷発行
2008年12月 3日第4刷発行
双葉社
単行本
1400円
 
 

図書館で借りる
 
 
内容紹介
娘の不可解な行動に悩む女性刑事が、我が子の意図に心動かされる「傍聞き」。
元受刑者の揺れる気持ちが切ない「迷い箱」。
女性の自宅を鎮火中に、消防士のとった行為が意想外な「899」。
患者の搬送を避ける救急隊員の事情が胸に迫る「迷走」。

巧妙な伏線と人間ドラマを見事に融合させた4編
表題作で08年日本推理作家協会賞短編部門受賞
「傍聞き」とは、    傍らで聞くともなしに聞いていること。
             直接聞く話より、人の会話を聞くともなしに聞いている方が
             話が真実味を帯びて聞こえる。。。。という事らしい。
 

小学6年生の娘と、凶行犯係の刑事の母親の話。
二人暮らしだが、娘は母親と喧嘩中で、直接話をせず、要件は母親宛にハガキを出す。
 
4編とも、今、こうして読後感を書こうと思っても・・・
  印象が薄い、と言ったら良いのか・・・何も書きたい事がない
 
  感性が鈍くなってきたのかな~ σ(・ω・。)
 
 
 
読むうちに、グイグイ引き込まれ、家事を後回しにしても読み進みたい!
と思うような本が少ない。
 
これは多分、私が歳をとり、せっかちになった事、そして集中心が欠如している事、などが
原因でもあると思うのだが・・・

             ふと、考える――
 
前にも書いたが、読書は勉強ではなくて娯楽だ。
数ページ読んで、興が湧かないと本を閉じたくなる。でも我慢。
しばらくすれば展開が変わってくるのだろう、本題に入るのだろう。。。。と思う。
 
それでも、尚!~、それでも、大した意味が有ろうとも思えない
気の効いた会話でも無い、表現が素晴らしい訳でもない・・・

が続くと、もう欠伸を噛み殺すのに苦労する。
いっそ、読むのをやめて、次の本へ行こうかな?と、思わなくも無いが
もし、この後、直ぐ急展開が有って、「面白くなるのは後半だったんだ~♪」なんぞ、、有り得るかも。
 
とも思い、結局最後まで読み・・・
忍耐をした甲斐も無く、期待を裏切られる事になる――。
       ってなことが最近多い。
 

「キチンと読まないと、書いた人失礼だ」、と言った人もいたが ――(苦笑
 
読み物は「合う、合わない」が確かに有り、
自分に合う物を見つけるのも楽しみの一つかも知れない
   そう言い聞かせ、魅力のある本を探すのも楽しい。


好みとしては、ドキュメンタリーに近いものが一番好きかな?

好みで無いのは恋愛もの、ホラー、オカルト、あまりに荒唐無稽な物。
 
淡々としてるけど、面白いと思った変わり種は「きこきこ自転車」。

著者の老人が、ただ東京近郊や日本各地を自転車キコキコ~、というもの。
最初は運動の為に買った自転車だったが自転車の面白さを知り、
高級自転車数台を持つ。
良いチャリ友もいる。
 
事件も起こらず、楽しい話が有るわけでもないけど、読んでいて楽しかったし、飽きなかった。
 
 
山岳ものもいいなぁ。

あまり込み入って無くて単純な話の方が好みかも~
 
こう書きながら・・・・σ(゚・゚*)多分これを読む人は退屈だろうなぁ・・・ (´ww`) ダハハハ~のハ~っと。
 

(355)【羆撃ち】 久保俊治


イメージ 1
 
 
2009年4月25日第1刷発行
2010年1月13日第6刷発行
小学館
単行本
315ページ
1700円
 

図書館で借りる
 
 
「BOOK」データベースより
猟だけで生活してみたかった!相棒は純白の北海道犬「フチ」。
北海道の大地とアメリカの森を駆け抜けた若き狩人のノンフィクション紀行記。

読み物としては、素晴らしい!

まず情景描写、自然の美しさや営み、風の音や、樹の葉の触れ合う音、
山々の色や鳥や獣の声までも、読みながら想像出来る事が、実に楽しい本でした。
 
同時に、人間の残酷さ、考え方、身勝手さ、などを深く考えさせられる作品でした。
 
イメージ 2
舞台は北海道。小樽や標津。
 
子供のころから父親に連れられて山に入り、狩猟を経験するうちに、其の魅力に取りつかれ、
大学卒業後も狩猟一本で生活をすることを決める。

         羆(ヒグマ)撃ちの魅力に取りつかれた男の回想録である。
 

マタギ、と言っていいのだろう。
羆を追って3週間以上も、テントを張り樹の上でビバークし。。。。という生活。
 
 
                羆が冬眠を終え穴から出てくる頃、初めて羆を仕留めた。

立ちあがっている羆の胸を狙って2弾目を撃ち放つ
沢に滑り落ちた羆は唸り声を上げながら凄まじいばかりの暴れ方を続ける
 
            ―――  無我夢中で3弾目を撃つ。胸のあたりの毛が飛び散る
 
しだいに暴れる動きが小さくなってくる    
少し近づき頭を狙って4弾目を撃つ
動きが鈍くなり、低い唸り声だけが 狭い沢の底から聞こえ、それも次第に消えて行く。

無性に喉が渇く、カサカサの唇を何度もなめる
弾を補充する自分の手を他人の手を見ているように眺める
足が宙を踏むように力が入らない。  膝がガクガクしている
 
また暴れ出しそうに思えて、容易には近づく事が出来ない
5メートルほどの距離からもう1発頭に留めの矢を入れる
         頭がグラっと揺れる。
イメージ 3
小熊がいた筈だ 
一頭は死んでいる。 今年生まれたばかりで猫ほどの大きさしかない
もう1頭の小熊が飛び出してきた。
 
親の匂いに気がつくと、、、既に内臓を取り除き、腹を引き裂かれ倒れている親羆に駆け寄り 
鼻を鳴らして甘えながら乳を探し出した。
 
無心に乳を探す其の姿と、甘える鼻声にいたたまれなくなり、
首の後ろをむんすとつかんでぶら下げ、 ギャギャー泣き喚く小熊をザックに詰め込んでしまった。
 
 
仔熊を守ろうとする母熊の怒りの唸り声、青白く光った眼の色、
斜面を転げ落ちる姿。 。 。
 
浮かび上がってくるそれらのひとつひとつの光景を何度も何度もかみしめながら歩いた。

嬉しさが、子供のころからの夢の一つを叶える事が出来た、という思いが湧きあがってくる。

耳に残っている仔熊の鼻声を思い出しながら、自分に言い聞かせた。

    引き金を引くという事がいかに重大な事かという事を。
     それは獲物に対して全ての責任を負うという事だ。

    全ての責任を負う心構えを持って弾を獲物に送り込もう。
    急所を狙って1発で斃せるように。。。。

そう誓いながら大股でどんどん歩いた。
 
仔熊には、人間用の哺乳瓶とミルクを買い、与えた。

良く慣れ呼ぶと鼻を鳴らしながらすり寄ってくるようになった
 
        情が移ると手放せなくなるので売ってしまう。

破れた障子や柱の爪の痕、メチャクチャにされた部屋を見ると、寂しい半面ホッとする。
 

民家で牛が襲われ猟師たちに招集がかかり、著者も参加する。
彼は一人で山の中に入り、既にハンターとしては一人前であるが、
他の人たちは実際のところ、羆などと対峙したこともないのだろう。
 
      羆が出てきて皆で追い込み仕留めた時の話。
 
弾は命中し仕留めた。 
自分「がもう撃つな」、というのに、寄ってたかって「まだ動いている」と言いながら撃ちまくる。
結局15発も撃っていた。
 
自分、は獲物は最小限の弾で倒す。 絶命したらそれ以上は撃たない。
せめてもの獲物へ対しての礼儀だと思うのだ。
 
これを見て、「自分は彼らと猟は出来ない」と思う。
 
イメージ 5
後半からは夢だった猟犬を自ら育て一緒に山に入る。

名前は「フチ」。 
 
この小さな猟犬がなんともかわいく、フチが登場してからは読むのが断然楽しくなる

著者の「親ばかぶり」(失礼)は読んでいて笑えるけど、気持ち、わかるなぁ。
 
 
 フチと、後から「フチ」の婿にと、飼った雄犬「ユク」との喧嘩の場面は凄いんだけど ――、
                     笑っちゃいました。
 
 
先に鎖を離した、雄犬ユクが、 鎖にまだつながれているフチに襲いかかった
凄まじい喧嘩になる。 フチは繋がれているし体も小さい雌、劣勢だ
 
慌てて、2匹を引き離してから雄犬ユクを殴りつけ、蹴上げた~ ゚Д゚)!
首の皮をひねり上げ引きずった~! (゚Д゚≡゚Д゚)!
 
ま、躾なんだろうけどね
「フチの動きにくい状態を選んで戦いに入った雄犬の卑怯出ずるさにたまらなく腹が立った。」
 
というのでありました。
 
      そのフチとの別れはほろりとしました。
イメージ 4
 
 
獲物を射止め、すぐその場で解体する描写はリアルだ
そんな場面が、イヤというほど出てくるので最初のうちは「オェー!」。。。そのうち慣れて来た(苦笑
 

面白かった。充分読み応えのある本だった。   が、読みながら心中複雑な物が有った
 
 
仔連れの母羆だろうがお構いなしに撃つ。
今、羆や鹿などを必要とする、そういう「需要」がどれほどあるのだろうか?
 
ま、それらを売って「生活が成り立った。」 と言うのだろうから、需要は有るんだろうけれど。。。
 
    猟に、また、羆撃ちに、魅入られたから、仔連れの羆でも構わず撃ち殺す。
 
著者にとっては生活の一部だけど、果たして今時熊の毛皮とか、肉とか、
それほど必要とされているのかなぁ?
 
描写があまりにもリアル、残酷なだけに、そんな反感? を覚えながら、
 
捕鯨とピースボートの連中の騒ぎを連想し、感情的には私はピースボート側なのだろう、
と思ってしまい苦笑い・・・

マグロの一本釣りするのにいちいち魚の家族関係何ぞ考えないわよねぇ
牛だって豚だって繁殖させ、食べる為に育てて殺すんだしね、
まぁ、人間の感情なんて勝手だなぁと思いました。

著者は其のあたりの読者の心情を察してか、ちゃんとフォローを忘れていませんでした。
 
イメージ 6
 
著者の妻と二人の娘を追った「大草原の少女みゆきちゃん」、という
北海道放送のテレビドキュメンタリーは大きな話題を呼び
86年度文化庁芸術作品賞ほか沢山の賞を受賞したそうです
 
                        見てみたかった!

(354)【パレード】 吉田修一

イメージ 1
 
 
 
2002年2月10日第1刷発行
2002年5月30日第2刷発行
 
幻冬舎
単行本
282ページ
1600円
 
第15回(2002年) 山本周五郎賞受賞
 
図書館で借りる
 
 
「BOOK」データベースより
都内の2LDKマンションに暮らは男女四人の若者達。
「上辺だけの付き合い?私にはそれくらいが丁度いい」。
それぞれが不安や焦燥感を抱えながらも、“本当の自分”を装うことで優しく怠惰に続く共同生活。
そこに男娼をするサトルが加わり、徐々に小さな波紋が広がり始め…。
発売直後から各紙誌の絶賛を浴びた、第15回山本周五郎賞受賞作。
 
悪人」が面白かったのでつぃつぃ・・・これで3冊目です。
 
登場人物は5人。
10代~20代の男女をオムニバス方式に5章に分け其々の視点から語らせる。
 
一人目・・・ 21歳男子。大学生。飲食店でバイト中。
二人目・・・ 23歳女子。若手人気俳優と交際中。
       何もしてない。ただ彼からの電話を待つ日々を送っている。
 
 三人目・・・ 24歳女子。イラストレーター兼雑貨や店長。毎晩深酒。
 四人目・・・ 18歳男子。自称「夜のお仕事」
        実は公園で立ちん棒をし、若さを切り売りする日々。
 
 五人目・・・ 28歳男子。映画配給会社勤務。最年長のせいか知らぬまに頼られる存在。
 
 
淡々と、自己紹介の如く、ダラダラと、文章は続く。
事件が起るわけでなく、退屈。 睡眠薬のような内容。
 
4人目くらいから何と無く面白くなる (というより先への展開に少し興味が出てくる) 
5人目の最後の最後で (゚Д゚≡゚Д゚)え!?。。。という感じ
 
 
どうも。。。。後味が悪い。

このまま終わっちゃうの?という感じ
本当にサトルの云う通り皆知ってる事なの?σ(゚・゚?)
そんな雰囲気あったっけ???
 
タイトルの「パレード」との意味が解らないσ(゚・゚?)
 
 
 
なんだよ!吉田しゅういちぃ~!「悪人」みたいな面白いの、書かんか~ぃ!

評判良かったから読んだけど、私がズレているのかなぁ?
 
読書。。。。。「本を読む」、ってサ、  読んでる、「その時」、が面白ければ、後に何も残らなくてもいい
読んでる時が、「少々退屈」であったとしても、読後じわじわ感じる何かが有ればいい。
有る意味「娯楽」でもあるんだからさぁ~、楽しませてよ。
んじゃなかったら泣かせてくれるとか。
 
考えさせてくれる。とかさぁ・・・・
 
ただ読者を驚かせるために、延々と4人に自己紹介させた訳?? (。・ˇoˇ・)納得できません。   
 
期待外れでした (-ω-lll) 

鳴門金時(サツマイモ)

      
       サツマイ は さつま芋 でも、「鳴門金時」で~ぃ!イメージ 1
 
四国に行って「名産・鳴門金時」を買ってきました
 
私め、「鳴門金時」には郷愁が有りまして ―― 亡き母を思い出すのでございます。
 
 
一つは・・・  私の子供の頃、2、3年生くらいだったかな?
 
クラスで5人位のグループを先生が作り、何をしたのかは覚えてないのだけれど
其の5人で一日づつ、各家庭に遊びに(勉強だったかな?)行くのです
家庭では其々おやつを出してくれます
 
当時は今ほど社会が豊かでは無かったけれど、どこの家も「二人兄弟」が流行り
 
服装も小奇麗で、食べ物も少しづつ洋風化し始めた頃でした(どんだけ昔じゃぃ!^^;)
 
 
よその家ではクッキーや和菓子や、おせんべい等など、ごく普通のおやつを出してくれました。
 
 
さて・・・・私の家の番の時、
母は、「ふかし芋」 を出したのです
 
          「ふかしたてだから、おいしい」って、それも切って・・・半分づつ。
 
 
其の時は、私も別段何も感じず、皆と一緒に食べました
が、何故か、 それまでのワイワイとした雰囲気は無、く今で云う「シラケムード」になりました。
 

次の日、学校に行くと、「○○のうちの 3時は イモでやんの~!」 と男子が言い始めたのです
其の話題に他の生徒も興味津津・・・其の時の周囲の友達の顔、今でも覚えています。
 
私は勉強は出来る方では無く、どちらかと言うと、目立たない部類の生徒だったと思います
 
しかし、「負けず嫌い」で「喧嘩早く、激しい気性」は江戸っ子である母親から引き継いだのか
売られたケンカは必ず買う!敵に背は向けない  (`・ω・´)シャッキーン!
 
つけられたケチは向こうがギャフンと言うまで晴らす性分で
其の時も、はじめは黙認し苦笑いしてました。  
 
私には、その男子の言葉は、思ってもみなかった事で、何故「お3時」がふかし芋じゃ悪いんだ?
と思い、嫌なら喰わなきゃいいのに。と思ったけど、グッと呑んだ。。。
 
しかし彼はしつこかった。 他の人は取り合わないようにしてたのにクド~イ!
そこでムラムラと来た私と彼は言い合いになりました。
 
結果は覚えてないけど、多分言い負かしたのだと思う。  負け戦はいつまでも覚えているからネ。
 
 
母から「○子は口から先に生まれてきた」、と言われるほど口は達者だったのでございます^^;                            イメージ 6イメージ 6
 
私の家では兄弟も多く、貧しく、母も働いていました
5人のガキ共のお腹を満たすには「オサツ」は持って来いだと母は思ったのでしょうね
 
母にはこの学校の騒ぎは一切言いませんでした。 子供心に、母が傷つくと思ったから。
                           (傷付く、というような表現ではないけど、そう感じた)
 
我が家は私が末っ子で、
いつまでも、10歳上の長男からその下の3人の姉達の時の子育ての時代と
同じ意識だったのだと思います
 
でも、その頃の世の中は上昇機運が全てで激しく、世の中の景気は良く
洋服の質も、髪型も、食べ物までがどんどん変わって行った頃で、
姉や兄たちと比べれば、私の時代になると、
持ち物や小遣いの考え方に至るまでが変化していった時代でした。
 
其の話をすると姉たちは「また、○子の、『時代が違う。』が始まった~」、と言って一笑に付されます
 
姉たちには、私の「同じ年代の友人と、自分の環境のギャップ」の悩み、と言うとオーバーだけど
 
時代錯誤の親、また兄姉達に自分は理解されないんだ、と「内にこもった」事も有りました
結局、それも全く気付きもされず、当然理解されず、一人相撲で終わりましたけどね(笑
 
 
このお芋の話もその一つで、その頃、学校の行事?で
友達を招いておやつに「お芋」を出す家は、まず有りませんでした。
 
今では、また「焼き芋」が流行っていますが、
その頃の「お芋」と、今の嗜好品に近い「お芋」とは感覚がかなり違っていました。
 
イメージ 5
そして、もうひとつ。
 
私が珍しく、病気でダウンした時、高熱で喉はカラカラ食欲は全くありませんでした
其の時、母が、「新芋が出たよ~、それに鳴門金時だよ~♪」と言って、
ふかし芋を枕元に持って来たのです。  お粥も食べられないと云うのに・・・・
 
「食べたくない」と言うと「ナルトキントキ!美味しいのに!食べない?!」
・・・・そんなポクポクしているもの、高熱で食欲のない病人が食べられる訳無いのに!
 
母は、「美味しいのに・・・」と言って私の枕元でナルトキントキをむしゃむしゃ食べたのです。
 
それまで一度も抱いた事のなかった、「母への苛立ち、無神経さ」 を感じたのを覚えています。
 
其の「鳴門金時」の大きさ、色、母の無邪気な?笑顔、今でもよ~~く覚えています。
 
                       イメージ 4
 
私は、今でも、サツマイモの天ぷらが大好き
母が揚げたお箸の穴の開いたお芋のてんぷら、懐かしく思い出します。
 
スーパーで「鳴門金時」の文字を見ると手が出そうになりますが、買った事は有りませんでした
 
高いんです!それに、今の「さつま芋」は美味しいしね~。v鳴門金時である必要も無いのです。
 
 
今回、四国の鳴門に行って、先ず頭に浮かんだのが吉川英治の「鳴門秘帳」で、ござるでござる
                                      (このセリフを知っている人は(*^艸^*))
 
                次が「鳴門金時」!
イメージ 3
 
           買ってきたのでございますよ~♪   綺麗でしょ~ 美しいでしょ~♪
 
                   なのに!(*□*)なのにぃ~~!
                   お味が・・・・変!  苦いんです
 
他のは?。。。やっぱり苦い。。。。次のもニガイ  (o`O´)σ イメージ 2   なんで???
 
納得できましぇ~ん!
 
北側の寒い部屋に転がしておいたら、10日位経ったら、傷んできた・・・
(; ̄□ ̄)  え~!スーパーで買ったお芋なんて、ベランダにかなり長期間ほったらかしたけど、
芽は出たけど、腐りはしなかったけどなぁ~
 
姉から「畑で採れた」と言って送ってもらった「オサツ」だってかなり長期間新聞に包んでベランダに
置いたけど全く傷まず食べられたけどなぁ???
 
鳴門金時って傷みやすいのか? 全く使っていない北側の部屋で風通しが悪かったのか?
 
でも、あの「苦み」は???
 
結局、夫の 【そんな訳の分かんない芋なんぞ捨てろ」 の一言で諦めごみの日に出しましたけど・・・
 
        納得できず、ネットで調べたら、そういう事も有るそうな。。。
 
 折角!四国の海峡を越えて買ってきたのに~~ イメージ 7  なんだか、 グヤジイノダ。
 
 
プロフィール

kinako

最新コメント
メッセージ

名前
メール
本文
読者登録
LINE読者登録QRコード
RSS
アーカイブ
ギャラリー
  • (1134)【ひとたびバイクに】山田深夜
  • (1133)【用事のない旅】森まゆみ
  • (1132)【里山っ子が行く】斎藤道子
  • (1131)【頭の旅】外山滋比古
  • ヨーグルトナッツとソルティライチ
  • ヨーグルトナッツとソルティライチ
  • ヨーグルトナッツとソルティライチ
  • 西方寺の曼殊沙華
  • 西方寺の曼殊沙華
  • ライブドアブログ