部屋に入ったら、姑がテレビを食い入る様に見ている!
ん?姑の所にテレビは無い筈、???
S看護師が来て、
「隣の患者さんが借りていたテレビなんですが、お部屋を移りましたので、
ちょっとお母様に見せたらジーっと見てたので夕方返すまでコッソリこっちに移しちゃいました^^;」
今まで外を見せても、長い間、集中して見てる事はなかったのに、凄い進歩です
「何チャンネルがいい?」と言って1から4,6、と順に言って8でうなずいたと言います
「お年寄りは、1が好きなんですが8とはね~、そう言えばジャニーズ系がお好きでしたよね!」
その「うん」は果たして8が良かったのか偶然かはは判りませんが
確かに、1より、8、が好みであろう事は想像できます
結局このテレビ、借りる事にしました
この日から、いつ行っても耳にイヤホーンが突っ込んであります
グーグー寝ていても耳から、かすかに音が漏れています (苦笑
其の後に新しく入った患者さん、あきらかな「術後せん妄状態」です
落ち着きがなく、直ぐベッドから降りてしまいます
当然、足元センサーがナースセンターで感知して看護師が飛んできます
どうされました?、と聞くと
「遠足に行く」
ここは病院ですよ○○さんは昨日手術されましたから遠足へは行けませんよ~。寝ていてくださいね
「鈴木と約束したんだから行かなきゃなんないんだよ(`Д´)!」
いつ約束されたんですか?
「昨日だよ(`Д´)」
昨日は手術したんですからどなたとも約束してません!寝ていてください!
「アンタ!(`Д´)噂話流すなよ!」
噂話?流していませんよ
「鈴木が言ってたぞ!(`Д´)」
鈴木さん?しりませんよ
「おととい鈴木とあんた一緒にいたじゃないか!(`Д´)」
おとといは○○さんとまだお会いしていません、昨日いらしたばかりでしょ?
「入れ歯入れたい!(゚ω゚) 」
ハイ、入りましたよ~♪
「もう一つ(゚ω゚) 」
上と下と入りましたよ
「もっと入れたい!(゚ω゚) 」
もう無いです、入れ歯は上と下入れたらもう入りませんよホラ、
(空の入れ歯が入っていたタッパを見せる)
(空の入れ歯が入っていたタッパを見せる)
と!突然タッパをひったくっり入れ歯を浸けていた液を飲もうとする!
あ!!><;それ!タフデントが入ってますから飲めませんよ!!><;
「タフデント?(゚ω゚) ?!」
あ、、タフデントに浸けたら大変だくっついちゃう~。。。><;えっと!・・・ポリデントだっけ?
この患者さん、ずーーーっと其の看護師を独り占め(苦笑
看護師さんは仕方なくパソコンデスクをベッドの脇に持ってきて隣で仕事をしてました
この夜は其のお向かいのベッドの患者さんもかなり「トチ狂って」部屋中大騒ぎでした
姑はと言えば相変わらず反応がすこぶる良好であったり、全く無反応だったりの繰り返し
この日、2年前まで住んでいた茅ヶ崎から、親娘三人、お見舞に来てくれました
オルゴールと、花と、お節句の絵を持ってきてくださいました
娘さん姑を見るなり泣き出してしまい「おばさま、どうしちゃったの!?・・・」
後は言葉になりません
姑はと言えば、凄い反応で首を持ち上げんばかりです
奥様と娘さんが涙を流されて姑の手を取り色々話しかける
姑も泣き顔でゆっくりだが何度もうなずきます
誰だか解ったんだ!良かった~~♪
夫が言うには「オヤジ俺よりよっぽど可愛がってたもんなぁ」
このご家族は開業医だった亡くなった義父の患者さんで、何かにつけて気になっていた家族でした
娘さんは赤ちゃんのころから看ており、わが子のようにかわいがっていました
それがもう社会人です
1時間以上の対面を終えて帰った後、オルゴールの包装を開けているとY看護師見に来たので、
「オルゴール鳴らしちゃ行けませんよね」 「構いませんよ~どうぞどうぞ」
と言う事でネジを1回だけ巻いて・・・・・・♪♪
なんと「乙女の祈り・・・・」。。ナースコールと同じではないですか~(゜m゜;)
まずいじゃん(爆)
姑は勿論反応無し
ナース室の全員がこちらを見ている~~ (゜m゜;)
直ぐ止めました<(_ _)>
前にも触れましたが 「胃ろう」 造設の事で、この所眠れない日が続いてます
前にも触れましたが 「胃ろう」 造設の事で、この所眠れない日が続いてます
夫といくら二人で話し合っても堂々巡り
入れ替わり立ち替わり来る看護師さんが一様に「胃ろう造設の説明うけました?」皆心配そうな顔をします
私が初めにN看護師同席でH医師から聞いた話では
今のような鼻管挿入は本人の負担が大きく、唾を飲み込むのも苦痛が伴う このままだと口から物を飲み込むことは永遠に出来ないので、 嚥下訓練をするためにも「胃ろう」にして入れ歯も作り、 口から食べられるようになったら胃ろうはとれば良い。簡単に取れます 胃ろうの手術は簡単で「盲腸の手術より少し大変位」です。そう説明を受けました
私たちは二つ返事で、お願いしました
所が、知人に話したら「胃ろうなんて最後の最後にやることだって介護士が言ってた」。。。
其の知人は高齢の親を長年家で看でいましたが
自宅では対応出来なくなり介護施設に預けています
其の言葉は介護施設で胃ろうにしようか、と言う話が出た時介護士が言った言葉だそうです
看護師の「胃ろうの話聞きました?」の心配顔が代わる代わる思い浮かび、あちこち調べてみた結果
なるほど、皆が心配してくれることの色々が判りました
そして今回、担当のH医師が、W消化器内科医師と、我々夫婦の話し合いの席を設けてくれました
H医師、W医師、H看護師も同席。
先ずW医師の話
H先生から大体の話は伺ってます そこで私の意見ですが、確かに「胃ろう造設手術」自体は簡単です。 しかしそれにともなうリスクはかなりあります。(リスクの説明あり) 腹膜炎、漏れ、誤嚥性肺炎・・・・ 身体の状態が良い人ばかりでは無いので手術が原因で亡くなる場合もあります ご家族のご希望は「口から食べられるようにするためのに作る胃ろう」と言うご希望ですが 今まで、若い方から高齢の方、多数手術をして来ました なんらかの障害でものを食べられなくなった方たちですが そう言う患者さんが胃ろうを作った後、口から食べられるようになったり 言語をハッキリ話せるようになった患者さんは極々!少数です。 其の事からして、術後食べられるようになると言う認識は持たれない方が良いと思います 「胃ろう」が作ってあることに関しては鼻の管よりは胃ろうの方便利は便利です 肺炎のリスクも少ない、話す事に関しても鼻の管よりはストレスも少ないです お母様の容態を見ますと頻繁に発熱が有り、 今色々なデータを見ますと血液の炎症反応が有ります、その原因が判りませんので もう少し様子を見られた方が良いと思います 胃ろう造設は急いでやって良い事はないと思います
結局「食べられる、喋れる」ようになるために「胃ろう」を作るということは目的が違うので
そのための「胃ろう造設」ならば多大の期待をしない方が良い。
という結果でした。
これは、私が今まで色々な方面で調べた通りの結果でした
このW医師の話は歯切れが良く丁寧で我々の気持ちを良く汲んでくれたものでした
若い!30歳を少し過ぎたくらいだろうか、長身でハンサム♪♪
。。。。なんて!それどころではない~~~(泣
先日、脳の「核医学検査」をやっているので、其の結果と照らし合わせてまた考える。と言う事になりました
ですが、どちらにせよ、このままここでいつまでも足踏みしている訳には行かず、
何らかの回答を出さなければなりません
いつまでも 鼻管からの栄養摂取とは行かず、そうかと言って「胃ろう」にしてしまうと
其の後の問題山積みになるのは明らかです
退院後の姑の行く場所探しも大変な事になります
これは病院の医療相談室に行きソーシャルワーカー(だったかな?)と度々話し合っています
受け入れ先はその状態で変って来ますし、状態によっては受け入れ先が無い事も有り、益々立ち往生になります
それは姑がこうなってしまい、マンションに戻れなくなったら、と思い始めた時から色々調べ、
また、人伝に聞いたところによるもので、有る程度は把握していますが
現実的に私はまだ動いておりませんので、実際がどうなのかは、今は解りません
そろそろ施設見学もしなくてはいけないかな。。。。
マンションはどうする???
夫はもう少し待とうと言う。。。。
今、悩んでます。困ってます。毎日頭の中は堂々巡りです
その間も見舞客がポツリポツリといらっしゃいますが・・・・・
姑に面会し泣きます。目を真っ赤にして帰ります。
其の涙の訳は?。。。。
気がついたら窓の外!
雪が降っています!
そこらじゅう真白になれ~~~~道路も車も屋根も煙突も、何もかも真っ白になれ~~~♪
今夜は鍋焼きうどんにでもしようかな~。