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第43回江戸川乱歩賞受賞作
1997年 発行 単行本 ブックオフで100円で購入
黒木瞳 主演で映画化された
第43回江戸川乱歩賞受賞作
1997年 発行 単行本 ブックオフで100円で購入
黒木瞳 主演で映画化された
テレビの画面は525本の横線からなり横線は実線ではなく点からなる破線
其の集合体で画面が出来上がる
其の集合体で画面が出来上がる
マリスとは英語で悪意を意味する
この本、もしかしたら、題名が先に閃き、後で内容を考えたのかな?と思った
主人公の遠藤瑤子は、報道局のニュース番組で映像編集をするキャリアウーマン
この仕事がしたくて?(別の意味もあるが、そうとれた)幼い息子を夫に託し家を出た、と言う離婚歴アリ
ある日、郵政省職員と名乗る男から一本のテープを渡される 彼女は其のテープを、意図的に放送時間ギリギリに編集仕上げ、上司のチェック無しに放映する
そこには殺人事件の事情聴取が終わり、解放された直後のひとりの官僚の笑顔が映し出される。
誰が見ても其の場面では不可解な笑顔
それは彼女が意図的に編集したものだが、其の笑顔の真実は全く違った所にあった
その「笑顔」から問題が起き、自ら編集したテープがきっかけとなり罠に嵌ってゆく主人公
彼女はこのテープを作った時、自分の事を「マリスの塊のような女性編集マン」と言っている。
職場とアパートの往復以外何も無い彼女 家庭・夫・子供より仕事を選んだ彼女 離婚した夫の許に置いてきてしまった息子を想う彼女
それらの場面は涙腺がゆるんでしまう。せつない (´;ω;`)ウゥゥ
結果的には、少ししか登場しなかったこの息子が事件のカギになる。
しかし、
見ず知らずの人間から渡されたテープを何の検証もせず、一人の編集者によって切り刻み、放映てしまうか?
(*'へ'*) ンーちょっとなぁ。 有りうるのか?
でも、民社党の前原代表(当時)の一件もあるけどねぇ。
実際では先ずありえないと思うな
(*'へ'*) ンーちょっとなぁ。 有りうるのか?
でも、民社党の前原代表(当時)の一件もあるけどねぇ。
実際では先ずありえないと思うな
それとミステリといったら謎解き。
事件と名を付けた事柄はある程度其の解明がされないと、欲求不満が残る。
な~んか母子が悲しく描かれているわりには最後の終わり方情緒が無い。 ビデオをあれだけ扱える年齢の子供ならば、もう少しそのあたり、描いて欲しかった 人間味が無く、あくまでも、ムリヤリ登場させた「息子」みたい。 それが少々この話を薄っぺらくしているのではないでしょうか?
「深紅」の方が数段好きだなぁ
野沢尚ってテレビ局を舞台とした作品が多い。
彼はテレビの脚本家?だったのか、脚本を多く手がけたのか?
彼はテレビの脚本家?だったのか、脚本を多く手がけたのか?
この本の最初のページに著者の写真がページいっぱいの大きさで載っている。
ポッチャリした顏、ことさら眼光鋭くしたようなポーズ。 「テレビ局副調整室で」とあった
顏、目、の大きさに比して、口が小さいのが気になる